ある人が他のある人に対して、借金などを返さなきゃいけません、という義務。債務のある人を「債務者」といいます。たとえば銀行から借り入れをした人は、銀行からみると「債務者」です。
ある人の債務を他の人が引き受けることを「債務引受」といいます。 債務引受のうち、旧債務者と新債務者が連帯債務者となる併存的な債務引受を「重畳的債務引受」といいます。 債務引受のうち、旧債務者が債務を免れる債務引受は「免責的債務引受」といいます。
債務者が担保に供したものを、質権のように提供者から奪うことなく、その使用収益に委ねておきながら、債務が弁済されない場合にそのものの価額によって優先弁済を受けることのできる担保物権をいう。抵当権と根抵当権は、異なる種類の担保です。「抵当権」は特定の借入に対する1回切りの担保であり、「根抵当権」は借...
企業が経済的に破綻した状態をいいます。 必要な資金が調達できなくなり、期限までに支払わなくてはならない債務が支払えなくなって銀行取引停止処分になったり、弁護士を立てて法的な負債の整理に入ったり、経営者が夜逃げして行方をくらましたり、などなどいろいろなケースがあります。
手形の更改とは、旧手形と新手形を交換することです。 資金の都合がつかず、支払期日に手形代金が決済できなくなりそうな時、手形の支払人は受取人に期日の延期(手形のジャンプ)を申し出ることがあります。そして受取人が了承した時は、支払人は期日を延長した新手形を振出して旧手形と交換してもらいます。※ ...
会計上の用語で、基本的に売上げや役務の提供など利益の源泉となる収入のことをいいます。利益の源泉のなかには、債務免除益等、収入とはよびにくいものもありますが、これらを含めて収益と総称しています。
手形の振出人が自己を名あて人(支払人)として為替手形を振り出す場合の、振出人と名あて人が同一の手形です。自己あて為替手形を振り出した場合は約束手形を振り出した場合と同様に振出人は手形債務を負うので支払手形勘定の貸方に記入する。
会社が集めたすべての資本(ビジネスをするための元手)です。 他人資本と自己資本とからなります。 他人資本とは、仕入債務、借入金、社債など、貸借対照表の「負債」の部に計上されるものの総称です。 これに対して自己資本とは、資本金、資本準備金、利益準備金、その他の剰余金など、「資本」の部に計上される...
貸借対照表にのっている総資産は簿価なので、これを時価に引きなおし、負債を控除したものです(このとき負債についても未認識退職給付債務の計上など、時価ベースの修正を行う必要があります)。 企業売買するときにはこれが売買額の一つの基準となります。 有価証券や土地建物は評価損が発生しているケースがある...
受取手形および売掛金=販売活動によって得た債権の総称です。 信用販売を行っていれば、それによって現金ではなく売掛金や受取手形を入手することになりますが、このような販売によって生じた債権を売上債権と呼びます。 営業現場では、「売掛債権」という呼ばれかたをすることも少なくないようです。 対になって...
営業活動から生じたキャッシュ・フロー。どの程度の資金を営業活動から得たかを知ることができます。 営業活動によるキャッシュ・フローには、 1.営業損益計算の対象になった取引に係るキャッシュ・フロー 2.営業活動に係る債権・債務から生じたキャッシュ・フロー 3.投資活動及び財務活動以外の取引...
収入印紙って?私たちのまわりには、いろいろな文書が存在しますが、その中でも収入印紙を貼るように決められた文書があります。身近なもので「領収書」「契約書」「手形」(注)などです。 では、どうして収入印紙を貼るのでしょうか?契約書・領収書などを作成する場合には、その額面に応じた印紙税を納付する義務が生...
勘定科目とは、例えば、毎月支払う給与は「給与手当」、宅配便にかかった費用を「荷造運賃」というように、取引を同じ性格のもの同士分類することです。この分類方法には、法律で明確に定められているわけではありません。そのため、同じような取引でも会社によって科目が異なることがあります。例えば、事務用のコピー...
立替金とは、役員や従業員、あるいは下請けなど外部の取引先や関連会社などが負担すべき経費などを一時的に立て替える場合に使う勘定科目です。厳密にいえば、仮払金は使用目的や使用金額が未定のまま概算で出金するもの(例、出張旅費の仮払い)で、立替金はどっちもはっきりしての支出、というところが異なります。立...
貸倒れなどで実質的に資産の価額がゼロになったと考えられる場合でも、税務上や会計上、その資産が残っていることを忘れないようにするために付される名目的な価額のことです(1円にする場合が多いです)。 たとえば、売上債権が次の条件を満たして形式的に貸倒れになったと認められる場合には、備忘価額を差し引い...
流動比率(%)=流動資産 / 流動負債 × 100 経営の安全性分析において使われる指標の一つです。 この比率は、流動資産(現金及び1年以内に現金化される資産)を処分した時に、それにより流動負債(1年以内に返済義務のある借入金等)を返済できるかどうかを見ようとするもので、短期的な債務...
債務者が債務を履行し(債務の内容である給付を実現し)、債務を消滅させることです。 簡単にいえば、分割払いで買ったものの代金を支払ったり、ローンを返済したりすること。
決算書を補足説明する書類。商法の規定に基づいて作成される。監査役が監査した後に本店に備え、株主らの閲覧要求に備えなければならない。計算書類規則によると、次の事項を附属明細書に記載することとなっている。資本金および準備金の増減、支配株主に対する債権・債務の明細、子会社に対する出資や債権の明細、取締...