その会社における経理の処理方法をまとめたものです。毎年、年度が変わる度、または経理担当者が変わるたびに経理の処理方法が変わるようでは、会社の経理業務の統一性を図ることができません。 そこで、会社単位で「経理規程」を作成することによって、一定の経理処理ルールに基づいて処理をすることができ、トラブ...
「損金経理」とは、「法人がその確定した決算において費用または損失として経理すること」を言います。つまり、決算修正完了後の決算書(損益計算書)上に計上されていることを指します。 法人税では、減価償却、引当金・準備金の繰入れ、役員退職金など、損金経理をしなければ損金算入できないものがあります。 よ...
いつも私が気をつけていることを独断と偏見で「心得」としてまとめてみました。チェックシートに関しても同じなのであまり深刻に考えないで気楽に試してみてください。 1.仕事上知り得た情報は秘密事項これは、絶対不可欠の条件です。経理の仕事は、仕事の性質上会社の外部・内部事情を一番知ることのできる立場...
経理・労務・総務の1年間のお仕事を確認してみましょう。このカレンダーは、下記の会社をモデルとして書いています。 3月決算(事業年度:4/1〜3/31) / 賞与7・12月4月定期昇給・新入社員受入れ年次有給休暇の基準日を4月1日に設定 / 衣替え6・10月 (注)休日(土曜・日曜・祝日等)による申...
会社が事業で使うために購入などして取得した資産のうち、少額なものを少額資産としています。この少額資産の場合、取得価額の全額を一括して損金に算入することができます。少額資産の範囲としては、以下の通りです。(1)取得価額又は製作価額が10万円未満の減価償却資産(2)使用可能期間が1年未満の減価償却資産です。(...
経理の一番基礎となる大切なものです。 経理のはじまりは、なにか取引等があったときにその取引内容を分類して、「勘定科目」を用いて、同じ種類のものにまとめて記録することです。 仕訳とは、こういう作業のことを言い、仕訳帳や伝票に仕訳を書いていきます。
1899年(明治32年)に制定されました。 会社制度の仕組みなどを定めた法律で、会社の設立方法・株主総会・監査手続きなどが定められています。 経理担当者に特に関係のある内容としては、帳簿の作成・帳簿の保存期間・決算書の作成の義務などがあげられます。
平成11年4月の改正労働基準法で、従業員を雇ったときには賃金だけでなく、労働契約の期間や場所、業務などを書面交付の方法で、従業員に詳しく明示しなければならないことになりました。雇用手続きの際に提出してもらう物のリスト、実務の流れ等、詳しい説明は下記にありますのでぜひ参考にして下さい。●経理の基礎知識...
送金依頼人から送金の依頼を受けた銀行等が振り出す小切手のことをいいます。送金受取人はこの送金小切手を指定された最寄りの銀行に持っていくことにより、いつでも現金化することができます。経理で仕訳を起こす際には「現金」勘定で計上します。
書類の保存の基本とe-文書法「e−文書法」って聞いたことがありませんか? これは平成16年に成立した法律で正式名称を「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」といいます。「電子文書保存法」ともいわれます。平成17年4月から、一定の要件を満たすと、これまで紙の形で保存するこ...
償却資産税とは、固定資産税の一種で、1月1日現在に所有する償却資産を対象に課される税金のとです。毎年、1月31日までに償却資産が所在している市町村及び都に償却資産の申告をし、税金を納めます。営業所など、償却資産が複数箇所に存在している場合は、それぞれの市町村に申告を行う必要があります。 申告する資...
国庫補助金によって資産を取得したり、災害等によって建物などが被害を受けて保険金を受取り代替資産を取得した場合などで、収入金額に対し一時に課税すると災害復旧に困難をきたすなどの理由から、課税の繰延の措置を受けることができるというものです。 収入金額をそのまま益金の額に算入せずに、資産等の取得価額...
「公租公課」ともいいます。公租は国税、地方税などの租税を指し、公課は国、地方公共団体から課せられる租税以外の賦課金や罰金などを指します。おおまかには会社が支払った税金のうち法人税、事業税、地方税、消費税を除く税金、罰金等はこの科目で計上します。 具体的な例●延滞税●印紙税●罰金●交通違反●固定資産...
講演料や税理士、デザイナーなど、源泉徴収が必要なところから請求書が届いた場合の事務処理の流れを追ってみましょう。原則として、弁護士や税理士などに報酬・料金を支払うときは、所得税及び復興特別所得税を源泉徴収しなければなりません。ただし、下記の支払者については源泉徴収の必要はありません。(1)給与の...
パターン別解説1.プロバイダに入会するパターン勘定科目解説●初期費用通信費インターネットサービスプロバイダ(ISP)に加入した場合、初期費用などがかかることがありますが、これらの費用は、インターネットの接続という役務の提供を受けるために支出した費用と考えられることから、税務上、繰延資産(法人税法施...
勘定科目とは、例えば、毎月支払う給与は「給与手当」、宅配便にかかった費用を「荷造運賃」というように、取引を同じ性格のもの同士分類することです。この分類方法には、法律で明確に定められているわけではありません。そのため、同じような取引でも会社によって科目が異なることがあります。例えば、事務用のコピー...
小切手とは?小切手とは、振出人が支払人(金融機関)に受取人その他正当な所持人に支払うことを委託する支払委託証券です。現在では、商取引などでたくさんのお金を持ち歩くのが危険な場合に、この小切手を用いて支払いを行うことが多いようです。小切手のメリットは、この多額の現金を持ち歩かなくても済むという点と...
経理の取引を記入する仕訳帳(振替伝票)や総勘定元帳を主要簿と呼ぶのに対して、現金出納帳や売掛金元帳などを「補助簿」と呼びます。 総勘定元帳では売上や買掛金等の合計金額はわかっても、その内容や数量まではつかめません。 そこでこの主要簿とは別に、それを補うための補助簿を作成することでより詳しい取引...
取締役および監査役に対する「利益の分配」です。 株主総会で役員賞与金の支払いが決議されたとき、その金額を役員賞与金勘定(負債の勘定)の貸方に記入します。 多い少ないにかかわらず、役員に対する賞与は原則として費用にはなりません。 ただし、使用人兼務役員(取締役経理部長など、役員と...