取引先や従業員から一時的に預かっているお金で、短期間のうちに返すかまたは、他へ処理されるものです。何の目的のための預り金なのか個別にはっきりさせておく必要があります。 
預り金として処理する内容としては下記のようなものがあげられます。

・源泉所得税	役員報酬・給与・賞与・支払手数料等から控除する源泉税
・住民税	役員報酬・給与等から控除する住民税
・社会保険料	厚生年金保険料・健康保険料・介護保険料の本人負担分

従業員に対する給与３００万円を支給する際、源泉税２０万円、住民税８万円、社会保険料２５万円を差し引いて現金で支給しました。

給与手当　3,000,000	/	給与手当　3,000,000
	/	住民税預り金 80,000
	/	社会保険料預り金　250,000
	/	現金　2,470,000

 

源泉税預かり　200,000	/	現金　280,000
住民税預り金 80,000	/

※上記の仕訳は、源泉税と住民税、社会保険料をそれぞれ区別して仕訳を起こしている時の例です。区別していない場合には、「預り金」で計上してください。