・負債比率=負債÷自己資本×100(%) 負債の合計額を自己資本(資本の部)の合計額で除して求めます。他人資本への依存度を表わし、一般的に50%以下の水準が望ましいとされます。返済義務のある他人資本よりも、株主からの出資や内部留保である自己資本によって経営されるほうが、倒産リスクが低いからです。 ただし...
企業が経済的に破綻した状態をいいます。 必要な資金が調達できなくなり、期限までに支払わなくてはならない債務が支払えなくなって銀行取引停止処分になったり、弁護士を立てて法的な負債の整理に入ったり、経営者が夜逃げして行方をくらましたり、などなどいろいろなケースがあります。
よく耳にする言葉ですが、簿記を習ったことのある方でしたら、一番最初に習う言葉だと思います。 会計上は、実際にお金を支払って物を購入したり、クライアントに品物を納品したりするなど、資産・負債・資本・費用・収益に増減が生じるような内容のことを総称して「取引」と言います。 たとえば、電話で品物の注文...
短期間(特にこれから1年以内)に支払期限が到来する負債を支払うための、支払手段の準備能力のことです。 一般に流動比率(流動資産/流動負債×100)が高いほど、短期支払能力は高いとされます。
会社のある時点(決算日)のお金の状況(財政状態)をあらわしたものが貸借対照表で、これはB/S(Balance Sheet)とも言われています。 法律で作成が義務づけられている決算書の一つです。 貸借対照表を見てみると、右側には、どうやって資金を調達してきたか、左側には、その資金の運用方法が記載されてい...
外部から長期に使える資金を調達するために発行する会社の債権です。広く外部から資金を集めると言う点で、銀行からの長期借入金とは異なっているし、定められた年限(7年や10年)の間に分割して返済すると言う点では、株主から集めた資本金とも違います。※ 社債を引き受けてお金を出す人達の保護のために、種ゞの...
例えば、受取家賃・受取利息などの収益で、例えば一年分を前受けとして金銭を受け取っている場合には、決算をまたいで次期の収益分も今期に計上されている場合があります。このように次期以降に属する分は、これらの勘定から差し引くとともに前受家賃・前払利息などの負債の勘定を設け、その勘定の貸方に記入することを...
自己資本は、「資本の部」で、当期未処分利益も含まれます。貸借対照表の貸方が資本の調達源泉を表わし、借方がその運用形態を表わす、という見方があります。その調達源泉である貸方のうち、返済義務のないものが自己資本(資本の部)、返済義務のあるものが他人資本(負債の部)という区別です。
会社の内容をチェックすること。第3者が、批判的な目で作業内容を検討することを一般に監査という。監査の対象の違いにより、会計監査と業務監査とに分けることができる。前者の会計監査は、会計数値の信頼性を検証する。後者の業務監査は、業務の効率性、適法性などを検証する。公認会計士監査や、小会社の監査役監査...
株主に対する利益の分配をします。株主総会で株主配当金の支払いが決議されたとき、その金額は株主配当金勘定(負債の勘定)の貸方に記入します。
●定義将来発生する税金の前払い額をいう。●コメント会計上は費用に計上しても、税務上は損金とならない場合があります。この場合、税引前利益と税金費用との対応を図るため、将来する(であろう)税金の前払いを資産計上することがあります。この場合に使用される勘定科目が繰延税金資産です。なお、税効果会計を行って...
借入金依存度=有利子負債÷総資産×100(%) 企業が保有している資産のうち、どのくらいが外部からの借入金によって賄われているかを示す経営指標です。 各企業が毎年作成している決算書のうち、貸借対照表(バランスシート)に記載されている長期・短期の借入金、社債残高などの有利子負債の金額を...
会社が集めたすべての資本(ビジネスをするための元手)です。 他人資本と自己資本とからなります。 他人資本とは、仕入債務、借入金、社債など、貸借対照表の「負債」の部に計上されるものの総称です。 これに対して自己資本とは、資本金、資本準備金、利益準備金、その他の剰余金など、「資本」の部に計上される...
貸借対照表にのっている総資産は簿価なので、これを時価に引きなおし、負債を控除したものです(このとき負債についても未認識退職給付債務の計上など、時価ベースの修正を行う必要があります)。 企業売買するときにはこれが売買額の一つの基準となります。 有価証券や土地建物は評価損が発生しているケースがある...
勘定科目とは、例えば、毎月支払う給与は「給与手当」、宅配便にかかった費用を「荷造運賃」というように、取引を同じ性格のもの同士分類することです。この分類方法には、法律で明確に定められているわけではありません。そのため、同じような取引でも会社によって科目が異なることがあります。例えば、事務用のコピー...
ワン・イヤー・ルールとも言います。 資産や負債を固定・流動に区分する際の基準となります。 貸付金を例にとって考えると、貸借対照表日(決算日)の翌日から1年以内に決済されるものについては短期貸付金に、1年を超えるものは長期貸付金に計上します。
1 キャピタル・コスト・マネジメント (Capital Cost Management)=資本コストを重視した、松下グループ独自の経営管理手法。松下電器産業の経営方針によると「社会が期待する収益を資本コストとして認識し、それを上回る収益の確保を目指していくマネジメント・システム」だそうです。負債の金利や株主配当などを...
Debt Equity Ratio=有利子負債(期末)/株主資本(期末)×100(%) 日本語に訳すと「有利子負債比率」です。 株主資本に対する有利子負債の比率で、長期の安全性をみるときに使われる指標です。 なお、上記の式の〔×100〕を省略して、(倍)という単位で表示されることもあります。
流動比率(%)=流動資産 / 流動負債 × 100 経営の安全性分析において使われる指標の一つです。 この比率は、流動資産(現金及び1年以内に現金化される資産)を処分した時に、それにより流動負債(1年以内に返済義務のある借入金等)を返済できるかどうかを見ようとするもので、短期的な債務...
日本語にすると「保険つなぎ」「かけつなぎ」というかたい表現になるのですが、簡単に言うと資産や負債の価格変動、または為替・金利等の相場変動による損失の回避をすることです。 先物取引やオプション取引をつかって将来の予想される損失を回避することなどを指します。
投資収益率、投資回収率のこと。Return of Investmentの略。ROI=(営業利益+減価償却費)÷(株主資本+有利子負債)で計算される、企業の収益力を示す経営指標のひとつです。ROA(総資産利益率)やROE(株主資本利益率)がストックから見るのに対し、ROIはフローから見た収益力になります。&n...
ユーザーが選定した物をリース会社が購入し期間を決めて貸し出すことです。 自ら購入して減価償却する代わりにリースを利用することで、 ・法定耐用年数どおりに使わなくてよいので、早く設備が更新できる ・購入したときのように固定資産に計上しなくてすむし、 購入するための借入を...
流動負債の部。 {例}固定資産の未払額、有価証券の未払額。 物、またはサービスを買い入れてまだ代金を払っていないものをいいます。また、商品・材料などの営業用の物品購入勘定である買掛金とは区別します。 会計原則では事務用品等の「費用になるもの」もあてはまることにな...
1年基準ともいいます。 資産や負債を固定・流動に区分する際の基準となります。貸借対照表日(決算日)の翌日から1年以内に現金化される資産を流動資産、されない資産を固定資産と呼びます。また、一年以内に返済される負債を流動負債、返済されない負債を固定負債と呼びます。
取締役および監査役に対する「利益の分配」です。 株主総会で役員賞与金の支払いが決議されたとき、その金額を役員賞与金勘定(負債の勘定)の貸方に記入します。 多い少ないにかかわらず、役員に対する賞与は原則として費用にはなりません。 ただし、使用人兼務役員(取締役経理部長など、役員と...
会社によっては、「未払法人税等」「法人税地方税」を用いることもあります。これは、決算の時に決定した納税予定額を負債の部に計上するもので、通常の未払金とは区別して処理します。通常は、法人税・法人市民税・県民税を加算したものを計上し、事業税については費用としてみれるので租税公課で計上します。
当座資産÷流動負債。流動性を判断する代表的な比率の1つ。100%以上であれば望ましい状態であるとされる。これは、仮に、流動負債を全額返済する場合、現在、保有している当座資産で全てを賄うことができる状態を意味するため。流動資産の中でも比較的換金性の高い当座資産だけで、流動負債返済の担保となっているかど...
支払地代・支払利息などの費用の諸勘定のうち、まだ未払いであっても、当期の費用として発生しているものがあれば、その分をこれらの勘定に加えるとともに、未払地代・未払利息などの負債の勘定を設けて、その貸方に記入します。このことを費用の見越しといいます。