あらかじめ当座預金口座を開設した銀行との間で契約を結んでおくと、借越限度額の範囲内で自動的に融資を受けられる(残高を超えて振り出した手形や小切手について、銀行が一時的に立替払いをしてくれる)制度のことです。 当座預金には利子はつきませんが、借越分については利息が課されます。
1 照合すること。 現金・商品と台帳を照合したり、自社の帳面と他社(取引先、銀行など)の帳面を照合して確認すること。残高明細を送って確認したり、電話で残高を照合したりする場合がありますね。「それで帳合です」という使い方をします。2 小売店と卸売業者などの間に口座が開かれている(取引関係がある)と...
当座預金は、金融機関と当座取引契約を結ぶ事により、残高の範囲内で手形や小切手を振り出すことができる預金です。主に法人の決済口座として用いられます。 いくら預け入れておいても利子はつきません(それゆえ、ペイオフ解禁拡大後も預金保険制度による保護対象になります)。 当座預金口座を開設し、当座貸越契...
減価償却の方法のひとつ。 「直接法」とは減価償却額を固定資産の勘定の貸方に記入し、固定資産の帳簿価額から直接差し引く方法のことをいいます。 直接法では、固定資産の勘定残高は帳簿価額を示します。
外部からの借入金のうち、1年以内に返済するものをいいます。資産と同じく、ワンイヤールールによって、短期と長期を区分します。また、銀行からの借入金だけでなく、他社や個人からの借入金も含みますが、株主、役員、従業員からの借入金とは区分します。短期借入金には「証書借入」「手形借入」「当座借越」がありま...
企業活動で発生した取引を勘定科目別にまとめ、残高が把握できるようにした帳簿です。簿記では仕訳帳と総勘定元帳の二つを「主要簿」といいます。総勘定元帳の数字を拾って一覧表にすれば、貸借対照表をつくることができます。
決算の時、売掛金や受取手形の期末残高のなかに将来貸倒れになりそうなものがある場合、その予想額を見積もり、当期の費用とします。この見積もり費用を「貸倒償却」を用います。
会社を経営していると、運の悪いことに売掛金の回収ができなかったり、受取手形が不渡りになったりと言うことが起こる可能性があります。そういう、将来には損失するだろうと言う額を前もって見積り計上するものです。 決算の時に売掛金・受取手形等の残高をもとに計算します。
減価償却の表示の方法の一つ。 固定資産の勘定ごとに、別に「減価償却累計額」勘定を設け、その貸方に減価償却額を記入する方法のことを言います。 この方法をとると、固定資産の勘定は取得原価のまま繰り返され、毎期の減価償却額は減価償却累計額勘定に加えられていきます。したがって、固定資産の勘定残高(取得...
有形固定資産(建物、機械装置、土地など)を売却したことにより生ずる損失のことです。 たとえば、帳簿残高よりも安く売却した場合などには、売却損が生じることになります。
有形固定資産(建物、機械装置、土地など)を売却したことにより生ずる利益のことです。 たとえば、帳簿残高よりも高値で売却した場合などには、売却益が生じることになります。
借入金依存度=有利子負債÷総資産×100(%) 企業が保有している資産のうち、どのくらいが外部からの借入金によって賄われているかを示す経営指標です。 各企業が毎年作成している決算書のうち、貸借対照表(バランスシート)に記載されている長期・短期の借入金、社債残高などの有利子負債の金額を...
補助簿のひとつで、現金の入出金の管理をするための帳簿です。 記載内容には通常、日付・摘要欄・収入金額・支出金額・残高を取引の日付順に記載していきます。この現金出納帳は総勘定元帳などではなかなかわからない細かな内容を記載するため、補助簿の中でも重要な帳簿とされています。 この現金出納帳の残高と金...
帳簿の残高と手元現金が合わない場合、とりあえず振り替える勘定です(月末でよい)。使わないに越したことはありません。 領収書等を見直し原因を追及しましょう。また、祝儀や見舞金など領収書のないものは付け漏れがちです、注意してください(出金伝票をきっておくなど)。 後日わかることもありますのでその時...
通常、小切手を受け取ったらすぐに銀行へ持っていきます(呈示)。 しかし、小切手を支払う側のなんらかの事情(いま現在は銀行に残高がないけれど、すぐに確実な入金が見込めるとか)で、小切手の振出日に何日か先の日付が記入してある小切手を「先日付小切手」と言います。 受け取る側もその記入してある日付ま...
引当金勘定に前期からの残高がある場合、残高が今期末の設定額になるように不足額を追加する方法です。 したがって、今期末の設定額から引当金勘定の期末残高を差し引いた金額で処理します。 たとえば、貸倒引当金を例にした場合、今期中に設定額以上の貸倒れが現実に発生していた(貸倒引当金+貸倒損失)場合は、新...
・固定資産回転率 (回)= 売上高 / 固定資産 年間の売上高を固定資産残高で割って算出されます。 他の回転率のように「1年間に何回入れ替わったのか」を意味するのではなく、固定資産の利用度や投資効果などを見る指標です。 この比率が高いほど固定資産が有効に活用されたことを意味し、この...
仕入の支払いなど、金額の大きいものは、通常振込か小切手などによる方法で行いますが、ちょっとした事務用品や切手など、日常的に少額の支払が発生した場合に対応できるように会社内に置いておく現金のことです。小口現金も現金勘定の一種ですが、帳簿上は別に管理することが一般的です。現金過不足そして小口現金に...
小口現金の現金補給方法のひとつです。 「定額資金前渡法」と言って、一定の期間(1週間・1ヶ月)に使用する金額をあらかじめ見積もってその金額を小口現金係に渡します。小口現金係からはその一定の期間に使用した金額を報告させ、その使用した金額と同額を補充します。 このシステムとは別に、残高が少なく...
貸倒引当金などの設定法のひとつ。これには「差額補充法」と「洗替法」とがあり、引当金の洗替法とは貸倒引当金勘定の前期からの残高をゼロクリアしてから、今期の設定額を改めて計上し直す方法です(つまり、貸倒れの実際発生額が設定額の範囲内に収まっていた場合の残高の処理方法ということになります)。(借) ...
小切手とは?小切手とは、振出人が支払人(金融機関)に受取人その他正当な所持人に支払うことを委託する支払委託証券です。現在では、商取引などでたくさんのお金を持ち歩くのが危険な場合に、この小切手を用いて支払いを行うことが多いようです。小切手のメリットは、この多額の現金を持ち歩かなくても済むという点と...
簿記の主要帳簿。貸借対照表を構成する勘定科目ごとに、それぞれの増減を記入し、残高を明らかにする帳簿のことです。 すべての勘定科目別に記入できるようにした帳簿を「総勘定元帳」といい、単独で「元帳」という言葉で出てくるときは、この総勘定元帳をさすことが多いようです。
手形は、通常手形交換所を通して振り出した相手の当座から現金が支払われる仕組みになっていますが、この振り出された手形が当座の残高不足などの理由で支払が行われなかった手形のことを言います。 この不渡手形を出すと手形交換所から「不渡報告」が加盟銀行に通知されます。又、6ヶ月以内に2回目の不渡りを出すと...