減価償却の表示の方法の一つ。
固定資産の勘定ごとに、別に「
減価償却累計額」勘定を設け、その貸方に減価償却額を記入する方法のことを言います。
この方法をとると、固定資産の勘定は取得原価のまま繰り返され、毎期の減価償却額は
減価償却累計額勘定に加えられていきます。したがって、固定資産の勘定残高(取得原価)から
減価償却累計額勘定の貸方残高を差し引いた額が
固定資産の帳簿価額を示します。
間接法で記帳している場合、固定資産を売却したときは、その固定資産の
減価償却累計額を計算し、
減価償却累計額勘定を借方に記入します。この場合は
固定資産の帳簿価額と売却価額の差額は、
利益が出たとき…
固定資産売却益勘定
損失が出たとき…
固定資産売却損勘定
で処理します。