当期未処理損失を処理する計算書。通常、前年度までの積立金を取り崩すことによって、未処理損失を処理する。前年度までの積立金が存在しなければ、欠損金として次期以降に繰り越されていく。対になる用語は、利益処分計算書。利益処分計算書は、未処分利益がある状態での処理を行う計算書であり、積立金への積み立て、...
売掛金や貸付金など、お金を回収する権利がありながら、先方の事情で回収が不可能(貸し倒れ)になり、それによる損失のことを言います。 この回収不可能の原因は下の3つに分けることができます。 ●法律上の貸し倒れ ●形式上の貸し倒れ ●事実上の貸し倒れ
営業外費用のうち、科目・金額ともに重要性の乏しいものを処理するための勘定科目です。独立した勘定科目を設けるほどでもなく、また、金額も少額である場合などは、この科目で処理します。雑損失に区分される内容や基準は、会社によって異なります。 たとえば次のような支払を処理するときに使用します。・科...
文字通り、損と益(利益)の分かれ目の点です。利益は、売上高から、かかった費用を差し引いた残りです。売上高と費用が同額になった時は損も益も出ません。この損益分岐点より売上が増えれば、その差額が利益(営業利益)に、この点より売上が少ない時は、その差額は損失となります。※ 縦に金額(費用)を、横に...
会社の利益は、事業年度ごとに区切って計算するのが原則ですが、税務上、青色申告書を提出している年度に生じた損失は、5年間に限り、利益から控除することができます。繰越損失を当期の利益から控除するためには、次の用件を満たす必要があります。(1) 青色申告書を提出した年度に生じた損失であること(2) ...
会社を経営していると、運の悪いことに売掛金の回収ができなかったり、受取手形が不渡りになったりと言うことが起こる可能性があります。そういう、将来には損失するだろうと言う額を前もって見積り計上するものです。 決算の時に売掛金・受取手形等の残高をもとに計算します。
減価償却の表示の方法の一つ。 固定資産の勘定ごとに、別に「減価償却累計額」勘定を設け、その貸方に減価償却額を記入する方法のことを言います。 この方法をとると、固定資産の勘定は取得原価のまま繰り返され、毎期の減価償却額は減価償却累計額勘定に加えられていきます。したがって、固定資産の勘定残高(取得...
有形固定資産(建物、機械装置、土地など)を売却したことにより生ずる損失のことです。 たとえば、帳簿残高よりも安く売却した場合などには、売却損が生じることになります。
帳簿の残高と手元現金が合わない場合、とりあえず振り替える勘定です(月末でよい)。使わないに越したことはありません。 領収書等を見直し原因を追及しましょう。また、祝儀や見舞金など領収書のないものは付け漏れがちです、注意してください(出金伝票をきっておくなど)。 後日わかることもありますのでその時...
「損金経理」とは、「法人がその確定した決算において費用または損失として経理すること」を言います。つまり、決算修正完了後の決算書(損益計算書)上に計上されていることを指します。 法人税では、減価償却、引当金・準備金の繰入れ、役員退職金など、損金経理をしなければ損金算入できないものがあります。 よ...
引当金勘定に前期からの残高がある場合、残高が今期末の設定額になるように不足額を追加する方法です。 したがって、今期末の設定額から引当金勘定の期末残高を差し引いた金額で処理します。 たとえば、貸倒引当金を例にした場合、今期中に設定額以上の貸倒れが現実に発生していた(貸倒引当金+貸倒損失)場合は、新...
書類の保存の基本とe-文書法「e−文書法」って聞いたことがありませんか? これは平成16年に成立した法律で正式名称を「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」といいます。「電子文書保存法」ともいわれます。平成17年4月から、一定の要件を満たすと、これまで紙の形で保存するこ...
仕入の支払いなど、金額の大きいものは、通常振込か小切手などによる方法で行いますが、ちょっとした事務用品や切手など、日常的に少額の支払が発生した場合に対応できるように会社内に置いておく現金のことです。小口現金も現金勘定の一種ですが、帳簿上は別に管理することが一般的です。現金過不足そして小口現金に...
営業利益とは、会社の本業である主な営業取引によって得た儲けのことです。売上総利益ー(販売管理費及び一般管理費)=営業利益この式がマイナスになる(儲けが出ていない)場合は、営業損失となります。
(売上高−損益分岐点売上高)÷売上高 売上高がどのくらい減少しても損失がでないかを示す比率です。 安全余裕率が30%であれば、現在の売上高水準の30%が達成されなくても損失は出ないことになります。 損益分岐点が低く、高い売上高を上げている会社(利益を多く上げている会社)では、安全余裕率が高...
Profit and Loss statements=P/Lとも略されます。法律で作成が義務づけられている決算書のひとつ。ある一定間の費用・収益・利益の状態が分かるように作成する表で、いくらの収益と経費があり、結果的にいくら儲けたか(損をしたか)という、会社の経営成績を表したものです。また、損益計算書では、...
日本語にすると「保険つなぎ」「かけつなぎ」というかたい表現になるのですが、簡単に言うと資産や負債の価格変動、または為替・金利等の相場変動による損失の回避をすることです。 先物取引やオプション取引をつかって将来の予想される損失を回避することなどを指します。
投資会社がその投資勘定を評価する場合に、投資先の会社の純資産や損益の変動に見合って投資勘定を修正する方法。 投資先の会社の業績がよくて利益がふえると、持株比率によって持分計算した分だけ投資会社の投資勘定は増え、反対に損失を出すと投資勘定は減少します。 連結財務諸表規則では、非連結子会社お...
株式や公債などの一時的な所得を目的とした有価証券を売却する際に生じた損失のことをいいます。一般的には売却後に入金された額と帳簿上の価額の差がその損失額になります。売却により益が生じた場合は「有価証券売却益」になります。
株式や公債などの一時的な所得を目的とした有価証券を売却する際に生じた利益のことをいいます。売却により損失が生じた場合は「有価証券売却損」になります。
正しい名称を「利益の処分又は損失の処理に関する議案」といいます。利益処分をする際、その配分の方法をどうするか、会社としての案を作成し、株主総会で承認を得る必要があります。この時に作成される書類を「利益処分案」といいます。