経理の一番基礎となる大切なものです。 経理のはじまりは、なにか取引等があったときにその取引内容を分類して、「勘定科目」を用いて、同じ種類のものにまとめて記録することです。 仕訳とは、こういう作業のことを言い、仕訳帳や伝票に仕訳を書いていきます。
複合仕訳帳制では、現金出納帳や売上帳などの補助記入帳に仕訳帳のはたらきをさせて、特定の勘定についてはそこから一定期間ごとにまとめて転記します。この「仕訳帳のはたらきをかねた補助記入帳」のことを特殊仕訳帳と言います。 企業規模が大きくなればなるほど、すべての取引を一つの仕訳帳でやろ...
企業の規模が拡大し、取引量がふえると取引を仕訳帳と補助簿に二重に記入したり、仕訳帳から個々の取引ごとに総勘定元帳に転記したりしなければならないため、時間や手間がかかるので記帳の重複をはぶき転記の回数を少なくするためにくふうされた帳簿組織です。
取引先や従業員から一時的に預かっているお金で、短期間のうちに返すかまたは、他へ処理されるものです。何の目的のための預り金なのか個別にはっきりさせておく必要があります。 預り金として処理する内容としては下記のようなものがあげられます。・源泉所得税役員報酬・給与・賞与・支払手数料等か...
振り戻しともいいます。前年度の決算のときに前払費用として資産計上したものについては、今年度の費用となるため、今期の最初の日付でもとの費用の勘定に振り替えることをいいます。このための仕訳は再振替仕訳といいます。
車を購入する際、強制的に加入させられる保険のことで、この保険に入っていなければ、車検を受けることができません。また保険期間は最長で3年間となっており、本来の会計処理では、1年を超える分については「前払い保険料」で処理する必要があります。しかし、金額が少額なこと、強制的に加入と言うことで、ずっと継続...
企業活動で発生した取引を勘定科目別にまとめ、残高が把握できるようにした帳簿です。簿記では仕訳帳と総勘定元帳の二つを「主要簿」といいます。総勘定元帳の数字を拾って一覧表にすれば、貸借対照表をつくることができます。
商品などの棚卸資産を家事のために消費したり(例:八百屋さんが商品の野菜を自分で食べる)、贈与した場合は、売上として仕訳をおこす必要がありますが、この際に使用されるのが「家事消費等」勘定です。
送金依頼人から送金の依頼を受けた銀行等が振り出す小切手のことをいいます。送金受取人はこの送金小切手を指定された最寄りの銀行に持っていくことにより、いつでも現金化することができます。経理で仕訳を起こす際には「現金」勘定で計上します。
決算に必要な基礎資料を提供する役割をもち、複式簿記では欠くことのできない重要な帳簿です。 すべての取引を仕訳して日付順に記録する仕訳帳と、その記録に基づいて勘定科目ごとに記録・整理する総勘定元帳があります。
書類の保存の基本とe-文書法「e−文書法」って聞いたことがありませんか? これは平成16年に成立した法律で正式名称を「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」といいます。「電子文書保存法」ともいわれます。平成17年4月から、一定の要件を満たすと、これまで紙の形で保存するこ...
特殊仕訳帳を使用すると、総勘定元帳にどこかで転記することが必要になります。 「合計転記」とは、週末、月末などに締め切り、一定期間ごとの合計額をそれぞれの勘定科目にまとめて総勘定元帳に転記する方法のことをいいます。
仕入の支払いなど、金額の大きいものは、通常振込か小切手などによる方法で行いますが、ちょっとした事務用品や切手など、日常的に少額の支払が発生した場合に対応できるように会社内に置いておく現金のことです。小口現金も現金勘定の一種ですが、帳簿上は別に管理することが一般的です。現金過不足そして小口現金に...
講演料や税理士、デザイナーなど、源泉徴収が必要なところから請求書が届いた場合の事務処理の流れを追ってみましょう。原則として、弁護士や税理士などに報酬・料金を支払うときは、所得税及び復興特別所得税を源泉徴収しなければなりません。ただし、下記の支払者については源泉徴収の必要はありません。(1)給与の...
勘定科目とは、例えば、毎月支払う給与は「給与手当」、宅配便にかかった費用を「荷造運賃」というように、取引を同じ性格のもの同士分類することです。この分類方法には、法律で明確に定められているわけではありません。そのため、同じような取引でも会社によって科目が異なることがあります。例えば、事務用のコピー...
郵便局で取り組んだ為替証書のことです。受取人は、これを郵便局に持っていくと、証書と引き替えにいつでも現金化することができます。 いつでも現金化できるので、仕訳を起こす際は「現金」勘定で計上します。
入金伝票・出金伝票・振替伝票の3種類の伝票を使い分けて仕訳処理をしていくことをいいます。 昔は、この他に仕訳帳も作成していましたが、最近ではこの伝票を仕訳帳の代わりとしている会社が多いようです。
経理の取引を記入する仕訳帳(振替伝票)や総勘定元帳を主要簿と呼ぶのに対して、現金出納帳や売掛金元帳などを「補助簿」と呼びます。 総勘定元帳では売上や買掛金等の合計金額はわかっても、その内容や数量まではつかめません。 そこでこの主要簿とは別に、それを補うための補助簿を作成することでより詳しい取引...
日々の取引を仕訳する際にこの「振替伝票」を起こします。この伝票はすべての取引(勘定科目)について使用することができます。もともと仕訳を起こすときには「仕訳帳」というものを利用していましたが、この仕訳帳だと毎日の仕訳を上から順に記入するので、前日の仕訳を書き忘れたときなど日にちの入れ替えができず、...