実際に発生した製造原価と、予定された製造原価との差額。<コメント>原価計算は、必ず原価の実際発生額で行うわけではありません。予定の消費単価や、予定の消費数量を用いて原価を計算することがあります。実際原価に対して、予定原価や標準原価とよばれる考え方で、原価計算を行うことがあります。#理論的には、む...
製造業において、売上原価を構成する、当期製品製造原価を説明する報告書のこと。コスト・レポートともいいます。 まず、材料費、労務費、経費の3種類に分けて当期の製造原価の発生額(当期総製造費用)を説明します。そして、当期総製造費用に期首仕掛品原価と期末仕掛品原価を加減算して、当期製品製造原価を計算...
事前的に予定された原価と、事後的に発生した原価との差額の総称です。 会社が標準原価計算制度を採用していれば、標準原価と実際に発生した実際原価との差額が原価差異となります。 この内容を分析することによって、どこに無駄があるのかが見えてきます。
下記の8種類の評価方法のうち、いずれかの方法によって期末の棚卸資産の取得価格を算出し、その算出した取得価格をもって棚卸資産の評価額とする方法をいいます。(1) 個別法(2) 先入先出法(3) 後入先出法(4) 総平均法(5) 移動平均法(6) 単純平均...
商品や製品、消耗品等に投入された費用を、当期の収益に対応して当期の損金とする部分と翌期以降へ繰越す部分とに原価配分するための手続きをいいます。
一会計期間に発生したすべての製造費用のこと。製造原価報告書によって表示される。なお、当期総製造費用は形態別に3種類に分類することができる。第1は材料費であり、物品の消費によって発生する原価をいう。第2は労務費であり、労働用役の消費によって発生する原価をいう。第3は経費であり、材料費、労務費以外の...
労働者に責のない理由(原材料が予定どおりに届かないとか)で機械が稼動せず、その労働者が管理者の指揮監督下にはあるけれど、実質的に仕事にならない間の賃金。 仕事にならないといっても、もちろん、支払義務はあります。 原価計算の折には原則、間接労務費と捉えます。
棚卸資産の評価の方法の一つ。 税法上認められた8種類の原価法のうち、いずれかの方法によって算出した評価額(つまりは原価)と、期末における時価(取得のために通常要する価格)とを比較し、そのいずれか低い価額をもって期末の評価額とする方法です。 低価法には、 (1) 洗替え方式 (2) 切放し方式...
物品の消費により発生する原価。直接的に使用される材料(原料)のみならず、生産活動を支援するために使用される材料(補助材料)の使用コストも含む。製造原価には、材料費、労務費、経費の区別があり、このうち物を消費したことにより発生する製造原価を材料費とよぶ。なお、物品とは、別名を原価財とよび、資産価値...
商業簿記における原価計算の三分法のことです。何が「三分」法なのか? 「仕入」「売上」「繰越商品(期首商品棚卸高)」の三つの勘定科目を用いて「売上原価」を算出するから。
一定期間後における売れ残り品の返品を自由にできるという販売形態で、実質的には委託販売と似ていますが、次の点で大きく異なります。1 買戻し特約付き販売は、小売店等に商品を引き渡した時点で商品の所有権が小売店等に移るため、その時点で販売側は売上を計上しなければなりません。2 小売店等は、販売した商...
直接材料費以外の製造原価の総称。直接材料費を別名「原料費」といいます。この原料費と対になる言葉として、加工費という言葉を使います。 ●加工費=直接労務費+直接経費+製造間接費
減価償却の表示の方法の一つ。 固定資産の勘定ごとに、別に「減価償却累計額」勘定を設け、その貸方に減価償却額を記入する方法のことを言います。 この方法をとると、固定資産の勘定は取得原価のまま繰り返され、毎期の減価償却額は減価償却累計額勘定に加えられていきます。したがって、固定資産の勘定残高(取得...
経営成績の管理をし、“企業内部の利害関係者”=経営管理者に業績管理・意思決定などに必要な情報を報告するための会計です。 たとえば、製造業では原価計算が挙げられます。 これに対して、“企業外部の利害関係者”=株主、取引先、国や地方公共団体、消費者などに会計情報を報告するための...
委託販売のために発送した商品のことを言います。 手元の商品と区別して積送品勘定(資産の勘定)で処理します。販売を委託して商品を発送した時は、発送した商品の原価を仕入勘定から積送品勘定の借方に振り替え、その際運賃などの諸掛もこの勘定の借方に記入し積送品の原価に加えます。 積送品の売上が確定したと...
機械、建物装置、車両運搬具など固定資産の購入代価、付随費用、取得原価、減価償却費、減価償却累計額、帳簿価額、除却や売却までを日付順に記録する台帳のことです。
売上総利益÷売上高。 売上総利益を売上高で除して計算します。 売上総利益は売上高から売上原価を差し引いたものであり、売上原価率が低いほど売上高粗利益率は高くなります。 売上総利益は、商品およびサービスの作り出す付加価値の大きさを表しているといわれることがあります。よって、売上高粗利益...
営業利益÷売上高。 営業利益は営業活動から生じた利益を表すため、営業利益を売上高で割った売上高営業利益率は、本業での収益力を表します。 売上高に対して、売上原価と販売費及び一般管理費の発生を抑えた場合、売上高営業利益率が向上します。 これに対して、売上原価の増大や販売管理費の増大が生...
製造原価で使用する場合には、工場等から営業所等へ移送するための運賃や、荷造費などの費用がこの科目に該当します。 販売費及び一般管理費と区別するために、製造原価に含まれない場合の運賃は「荷造運賃」で計上するのが一般的です。
水道光熱費とは、事業で使用された水道代、電気代、ガス代や石油、灯油、重油などの費用です。ただし、製造部門で使用された水道代等については、製造原価として計上します。また、水道光熱費として計上するタイミングは、請求書の日付または支払を行った日付のどちらでも問題ありませんが、どちらかで決定したらその計...
販売するための商品の購入代金およびその商品に付随する費用は、この科目を使います。
Profit and Loss statements=P/Lとも略されます。法律で作成が義務づけられている決算書のひとつ。ある一定間の費用・収益・利益の状態が分かるように作成する表で、いくらの収益と経費があり、結果的にいくら儲けたか(損をしたか)という、会社の経営成績を表したものです。また、損益計算書では、...