商品や製品の代金を分割払いや後日支払ってもらうという約束で販売した場合、一時的に代金が未回収の状態になってしまいます。この未回収の代金のことを売掛金といいます。 逆に、自分の側が後日支払うという約束で買った場合は、「買掛金」といいます。
個々の売掛金が、発生後何か月経過しているかという情報を表にしたもので、債権管理の資料とします。 たとえば顧客の支払条件が「月末締めの翌月末払い」であれば、売掛金年齢が2か月を超過することはあり得ないはずです。その場合にたとえば3か月超の年齢の売掛金があれば、不良債権発生の兆候とみなければなりま...
得意先元帳を補助元帳として使用している場合、得意先が多くなると多数の補助元帳を必要とする。これを総括するために総勘定元帳に売掛金勘定を設ける。このような勘定を統制勘定という。統制勘定は総括勘定、統括勘定などとも呼ばれ、その傘下にある多くの補助元帳を統制する役割を果たしている。<コメント>多くの子...
決算の時、売掛金や受取手形の期末残高のなかに将来貸倒れになりそうなものがある場合、その予想額を見積もり、当期の費用とします。この見積もり費用を「貸倒償却」を用います。
売掛金や貸付金など、お金を回収する権利がありながら、先方の事情で回収が不可能(貸し倒れ)になり、それによる損失のことを言います。 この回収不可能の原因は下の3つに分けることができます。 ●法律上の貸し倒れ ●形式上の貸し倒れ ●事実上の貸し倒れ
商品の売上代金を分割して定期的に受け取る約束で、商品を引き渡す販売方法のことをいいます。 割賦販売を行ったとき、代金の未収額はふつうの売掛金と区別して割賦売掛金勘定(資産の勘定)の借方に記入し、割賦金を受け取るつど回収分をこの勘定の貸方に記入します。
振出人が支払人(第三者)に手形金額の支払いを委託する支払委託証券です。たとえば、AにBと取引した売掛金がある場合、Cから商品を仕入れた際に、Bを支払人、Cを受取人とした為替手形を振り出せば、Aは取り立てと支払いの手間を省くことができます。 為替手形は、振出人が自分を支払人または受取人として振り...
会社を経営していると、運の悪いことに売掛金の回収ができなかったり、受取手形が不渡りになったりと言うことが起こる可能性があります。そういう、将来には損失するだろうと言う額を前もって見積り計上するものです。 決算の時に売掛金・受取手形等の残高をもとに計算します。
振出人は売掛金などの債権を確実に回収するため、自己を受取人として為替手形を振り出すこともできる、振出人と受取人が同一人の手形です。自己受為替手形を振り出して名あて人の引き受けを得た場合は、手形上の債権が発生するので、受取手形勘定の借方に記入する。
仕入の支払いなど、金額の大きいものは、通常振込か小切手などによる方法で行いますが、ちょっとした事務用品や切手など、日常的に少額の支払が発生した場合に対応できるように会社内に置いておく現金のことです。小口現金も現金勘定の一種ですが、帳簿上は別に管理することが一般的です。現金過不足そして小口現金に...
受取手形および売掛金=販売活動によって得た債権の総称です。 信用販売を行っていれば、それによって現金ではなく売掛金や受取手形を入手することになりますが、このような販売によって生じた債権を売上債権と呼びます。 営業現場では、「売掛債権」という呼ばれかたをすることも少なくないようです。 対になって...
売上債権と売上高の割合から、代金回収の程度をみようとするもの。回転数が高いほど回収効率がよいということになります。 「受取勘定回転率」ともいいます。売上債権回転率(回)=売上高/(受取手形+売掛金+割引手形)
「受取手形」は、商品等の販売代金や売掛金の回収などの営業取引で受け取った約束手形等です。 固定資産の売却や金銭の貸付に際して受け取った手形は「短期貸付金」等の勘定科目を使用します。 手形には約束手形と為替手形がありますが、会計処理上は区分しません。
収入印紙って?私たちのまわりには、いろいろな文書が存在しますが、その中でも収入印紙を貼るように決められた文書があります。身近なもので「領収書」「契約書」「手形」(注)などです。 では、どうして収入印紙を貼るのでしょうか?契約書・領収書などを作成する場合には、その額面に応じた印紙税を納付する義務が生...
立替金とは、役員や従業員、あるいは下請けなど外部の取引先や関連会社などが負担すべき経費などを一時的に立て替える場合に使う勘定科目です。厳密にいえば、仮払金は使用目的や使用金額が未定のまま概算で出金するもの(例、出張旅費の仮払い)で、立替金はどっちもはっきりしての支出、というところが異なります。立...
経理の取引を記入する仕訳帳(振替伝票)や総勘定元帳を主要簿と呼ぶのに対して、現金出納帳や売掛金元帳などを「補助簿」と呼びます。 総勘定元帳では売上や買掛金等の合計金額はわかっても、その内容や数量まではつかめません。 そこでこの主要簿とは別に、それを補うための補助簿を作成することでより詳しい取引...
固定資産や有価証券の売却など、主たる営業活動以外の取引によって生じた場合の未収代金のこと。売掛金とは区別して使用されます。 「未収入金」も同じものです。
ファクタリング(Factoring)とは、販売先に対する売掛金や販売先から回収した手形の代金回収に関する管理を総合的に引き受け・保証する金融サービスのことをいいます。
商品の注文を受けた時や売買契約を結んだときに、商品代金の一部を前もって受け取ることがあります。一般に手付金(内金)等といわれます。 このように商品の販売代金の一部を受領した場合は、商品の売上時に代金となるので、他の預り金等と区別するために「前受金」として処理します。 業種によっては、発生は「前...
遠方の取引先に、販売のため商品を発送した場合、その代金を早く回収する目的で取引先あての為替手形を振り出し、発送した商品の貨物代表証券を担保として銀行で割り引いてもらうことです。その手形は荷付為替手形または荷為替といいます。荷為替の金額は、売上代金の70〜80%とするのがふつうであり、売上代金との...