債務者が担保に供したものを、質権のように提供者から奪うことなく、その使用収益に委ねておきながら、債務が弁済されない場合にそのものの価額によって優先弁済を受けることのできる担保物権をいう。抵当権と根抵当権は、異なる種類の担保です。「抵当権」は特定の借入に対する1回切りの担保であり、「根抵当権」は借...
固定資産の価値が落ちたとき、その評価額の減少を、帳簿価額を減額することで認識する処理のこと。減損会計処理後の帳簿価額は、それを担保にとったときなどの回収可能性を反映していることになります。 なお、固定資産の場合、逆に価値が上がったときには帳簿価額の切り上げ処理は行わないところが、金融商品などの...
会社の資金面をスムーズに運営するために、会社に入ってくるお金と出て行くお金の管理をし、うまくコントロールすることです。 支払い時に資金が足りなくなるような場合は銀行等で借入れをするなど、資金の調達に努めます。逆に資金に余裕がある時には金利負担を伴う借入金を前倒しで返済したり、有利な運用方法を考...
事業資金を必要としていても十分な担保や保証人がなく、その資金調達ができない中小企業のために、一定の保証料を支払うことで、融資が受けやすくなるように設けられた公的な保証機関です。 必要な保証料は、融資を受ける種類・金額によって異なります。
・ インタレスト・カバレッジ(倍)=(営業利益+受取利息・配当金) ÷支払利息・割引料 借入金負担能力を示す指標の一つで、企業の流動性や安全性を分析するのに有効です。 この倍率が大きいほど利息の支払担保が大きいことをあらわします。 利息を支払うた...
貸倒れなどで実質的に資産の価額がゼロになったと考えられる場合でも、税務上や会計上、その資産が残っていることを忘れないようにするために付される名目的な価額のことです(1円にする場合が多いです)。 たとえば、売上債権が次の条件を満たして形式的に貸倒れになったと認められる場合には、備忘価額を差し引い...
当座資産÷流動負債。流動性を判断する代表的な比率の1つ。100%以上であれば望ましい状態であるとされる。これは、仮に、流動負債を全額返済する場合、現在、保有している当座資産で全てを賄うことができる状態を意味するため。流動資産の中でも比較的換金性の高い当座資産だけで、流動負債返済の担保となっているかど...
継続的な取引関係などから生ずる不特定の債権を、将来の確定時において極度額の限度まで担保する物権をいう。抵当権と根抵当権は、異なる種類の担保です。「抵当権」は特定の借入に対する1回切りの担保であり、「根抵当権」は借入を特定せずに枠だけ(限度額)を設けておく担保というイメージです。
遠方の取引先に、販売のため商品を発送した場合、その代金を早く回収する目的で取引先あての為替手形を振り出し、発送した商品の貨物代表証券を担保として銀行で割り引いてもらうことです。その手形は荷付為替手形または荷為替といいます。荷為替の金額は、売上代金の70〜80%とするのがふつうであり、売上代金との...