金融商品会計基準では、手形の割引が行われたとき、会社が保有していた受取手形はいったん消滅したと認識します。手形を割り引くということは、銀行に売却されたことになるからです。そこでいわゆる「割引料」について、平成12年から「手形売却損」として処理することになりました。 支払利息・割引料は金融費用に含...
手形の更改とは、旧手形と新手形を交換することです。 資金の都合がつかず、支払期日に手形代金が決済できなくなりそうな時、手形の支払人は受取人に期日の延期(手形のジャンプ)を申し出ることがあります。そして受取人が了承した時は、支払人は期日を延長した新手形を振出して旧手形と交換してもらいます。※ ...
所有している手形や取引銀行で割り引いた手形が、支払期日に支払いを受けることができなくなることをいいます。
手形の支払期日まで現金化を待てない企業のために、銀行が手形を見返りとして現金を融資することをいいます。
手形の振出人が自己を名あて人(支払人)として為替手形を振り出す場合の、振出人と名あて人が同一の手形です。自己あて為替手形を振り出した場合は約束手形を振り出した場合と同様に振出人は手形債務を負うので支払手形勘定の貸方に記入する。
振出人が支払人(第三者)に手形金額の支払いを委託する支払委託証券です。たとえば、AにBと取引した売掛金がある場合、Cから商品を仕入れた際に、Bを支払人、Cを受取人とした為替手形を振り出せば、Aは取り立てと支払いの手間を省くことができます。 為替手形は、振出人が自分を支払人または受取人として振り...
給料の支払などで、現金が必要になることもあります。こういった際に手元に手形がある場合、この手形割引(手形を銀行に裏書譲渡し、買い取ってもらうこと)を利用できます。
手形には約束手形と為替手形がありますが、会計処理上は区別しません。 「支払手形」は、通常の営業取引のため(商品等の支払代金や買掛金の支払等)に振り出した約束手形や、支払を引き受けた為替手形に使う勘定です。 ただし、固定資産の購入や金銭の借入時に振り出した支払手形(金銭消費貸借契約書に代えて振り...
振出人は売掛金などの債権を確実に回収するため、自己を受取人として為替手形を振り出すこともできる、振出人と受取人が同一人の手形です。自己受為替手形を振り出して名あて人の引き受けを得た場合は、手形上の債権が発生するので、受取手形勘定の借方に記入する。
「受取手形」は、商品等の販売代金や売掛金の回収などの営業取引で受け取った約束手形等です。 固定資産の売却や金銭の貸付に際して受け取った手形は「短期貸付金」等の勘定科目を使用します。 手形には約束手形と為替手形がありますが、会計処理上は区分しません。
現金を手渡しする代わりに期日に現金を渡すことを約束する支払約束証文です。 この証文を交付することで、振出人自身が受取人(または受取人が指図した人)へ、「○日先に現金を○○円支払います」という支払いを約束します。
手形の更改と言って、旧手形と新手形を交換する事です。
手形は、通常手形交換所を通して振り出した相手の当座から現金が支払われる仕組みになっていますが、この振り出された手形が当座の残高不足などの理由で支払が行われなかった手形のことを言います。 この不渡手形を出すと手形交換所から「不渡報告」が加盟銀行に通知されます。又、6ヶ月以内に2回目の不渡りを出すと...
あらかじめ当座預金口座を開設した銀行との間で契約を結んでおくと、借越限度額の範囲内で自動的に融資を受けられる(残高を超えて振り出した手形や小切手について、銀行が一時的に立替払いをしてくれる)制度のことです。 当座預金には利子はつきませんが、借越分については利息が課されます。
手形や小切手を支払銀行の支店に直接出向いて呈示する方法のことをいいます。
当座預金は、金融機関と当座取引契約を結ぶ事により、残高の範囲内で手形や小切手を振り出すことができる預金です。主に法人の決済口座として用いられます。 いくら預け入れておいても利子はつきません(それゆえ、ペイオフ解禁拡大後も預金保険制度による保護対象になります)。 当座預金口座を開設し、当座貸越契...
銀行が手形等を期日管理して、取立を行なう際にかかる手数料のことです。
外部からの借入金のうち、1年以内に返済するものをいいます。資産と同じく、ワンイヤールールによって、短期と長期を区分します。また、銀行からの借入金だけでなく、他社や個人からの借入金も含みますが、株主、役員、従業員からの借入金とは区分します。短期借入金には「証書借入」「手形借入」「当座借越」がありま...
金融機関からの長期・短期の借入金利子、金融機関以外からの借入にかかる利息、手形の割引料などの金融上の費用です。
決算の時、売掛金や受取手形の期末残高のなかに将来貸倒れになりそうなものがある場合、その予想額を見積もり、当期の費用とします。この見積もり費用を「貸倒償却」を用います。
手形や小切手をなくした人が、支払地を管轄する管易裁判所に公示催告、除権判決の申し立てを行うと、裁判所が紛失手形・小切手所持人に権利申出をせよと命じる公示を行い、一定の期間日内に権利の届出をする人がなければ、除権判決(紛失手形・小切手は無効であるという判決)をする制度です。この除権判決が宣告された...
モノを買ったりサービスの提供を受けたとき、90日後とか120日後などの決められた期日に代金として現金を銀行振込みする、信用取引のもっとも基本的な方法。 手形発行に伴う経費(印紙税や手形管理費など)を削減するという意味から、大企業を中心に広がっています。 一方で手形のように金融機関で割り引いて...
会社を経営していると、運の悪いことに売掛金の回収ができなかったり、受取手形が不渡りになったりと言うことが起こる可能性があります。そういう、将来には損失するだろうと言う額を前もって見積り計上するものです。 決算の時に売掛金・受取手形等の残高をもとに計算します。
裏書譲渡した手形が期日に決済されず、不渡りになった場合、支払い不能となった振出人に代わって当該手形を決済しなければならない義務をいいます。
課税対象となる取引消費税の課税対象となる取引は次の2つの取引です。 「事業者」・・・・・・個人事業者、法人をいう 「事業として」・・・・同種の行為を反復、継続、独立して行うことサラリーマンがたまたま自家用車を売るという行為は「事業」に当たらない事業に使用していた建物・自動車などの事業用資産を譲渡...
通貨(紙幣・硬貨)のことです。外貨や通貨代用証券もこれにあたります。貸借対照表の流動資産の部に計上されます。通貨代用証券には以下のようなものがあります。他社振り出しの小切手送金小切手送金為替手形郵便為替証書配当金領収書期限が到来した公社債利札官公庁支払命令書トラベラーズチェック
受取手形および売掛金=販売活動によって得た債権の総称です。 信用販売を行っていれば、それによって現金ではなく売掛金や受取手形を入手することになりますが、このような販売によって生じた債権を売上債権と呼びます。 営業現場では、「売掛債権」という呼ばれかたをすることも少なくないようです。 対になって...
売上債権と売上高の割合から、代金回収の程度をみようとするもの。回転数が高いほど回収効率がよいということになります。 「受取勘定回転率」ともいいます。売上債権回転率(回)=売上高/(受取手形+売掛金+割引手形)
収入印紙って?私たちのまわりには、いろいろな文書が存在しますが、その中でも収入印紙を貼るように決められた文書があります。身近なもので「領収書」「契約書」「手形」(注)などです。 では、どうして収入印紙を貼るのでしょうか?契約書・領収書などを作成する場合には、その額面に応じた印紙税を納付する義務が生...
小切手とは?小切手とは、振出人が支払人(金融機関)に受取人その他正当な所持人に支払うことを委託する支払委託証券です。現在では、商取引などでたくさんのお金を持ち歩くのが危険な場合に、この小切手を用いて支払いを行うことが多いようです。小切手のメリットは、この多額の現金を持ち歩かなくても済むという点と...
「契約書」「手形」「領収書」などの文書に、その文書を作成した人が定められた金額の収入印紙を貼り付け、これに消印をして納める税金のことです。
手形の不渡りや取引先等倒産などに巻き込まれて次々と企業が倒産してしまうケースのことをいいます。
ファクタリング(Factoring)とは、販売先に対する売掛金や販売先から回収した手形の代金回収に関する管理を総合的に引き受け・保証する金融サービスのことをいいます。
遠方の取引先に、販売のため商品を発送した場合、その代金を早く回収する目的で取引先あての為替手形を振り出し、発送した商品の貨物代表証券を担保として銀行で割り引いてもらうことです。その手形は荷付為替手形または荷為替といいます。荷為替の金額は、売上代金の70〜80%とするのがふつうであり、売上代金との...