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【消費税】売掛金の振込手数料

質問 回答受付中

【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/08 00:25

pino

おはつ

回答数:24

編集

売掛金100,000円を当方振込手数料持ちにて入金してもらいました。
その時の消費税処理で質問です。

普通預金 99,475  / 売掛金 100,000
支払手数料 500
仮払消費税 25

で処理したのですが、この時の手数料って売上値引きかな?とも思って
います。そうした場合には

普通預金 99,475  / 売掛金 100,000
売上値引き 500
仮受消費税 25

が正しいと思うのですが・・・。

どちらが正しいのでしょうか?
ご教示願います。

売掛金100,000円を当方振込手数料持ちにて入金してもらいました。
その時の消費税処理で質問です。

普通預金 99,475  / 売掛金 100,000
支払手数料 500
仮払消費税 25

で処理したのですが、この時の手数料って売上値引きかな?とも思って
います。そうした場合には

普通預金 99,475  / 売掛金 100,000
売上値引き 500
仮受消費税 25

が正しいと思うのですが・・・。

どちらが正しいのでしょうか?
ご教示願います。

この質問に回答
回答一覧
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1件〜24件 (全24件)
| 1 |

1. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/08 01:10

おはつ

編集

上記は、「売上値引き」が正しいです。

上記は、「売上値引き」が正しいです。

返信

2. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/08 08:16

hirunosannpo

常連さん

編集

この場合は売上値引ではなく振込手数料が正しいです。

売掛金というのはその商品(サービス)の対価であり、その
対価がいくらなのか?と言う事と債権回収にかかったコスト
とはまったく別ものだからです。

従って、債権回収のコストを売上高から引いてしまうとその商品の対価がその分減ってしまうので好ましくないですね。
また、もし御社が消費税の計算を簡易課税としている場合にも
、売上値引とすると修正の指摘を税務署から受けると思います。

いずれにせよ、会計上も税務上も振込手数料が正しいと思います。

この場合は売上値引ではなく振込手数料が正しいです。

売掛金というのはその商品(サービス)の対価であり、その
対価がいくらなのか?と言う事と債権回収にかかったコスト
とはまったく別ものだからです。

従って、債権回収のコストを売上高から引いてしまうとその商品の対価がその分減ってしまうので好ましくないですね。
また、もし御社が消費税の計算を簡易課税としている場合にも
、売上値引とすると修正の指摘を税務署から受けると思います。

いずれにせよ、会計上も税務上も振込手数料が正しいと思います。

返信

3. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/08 09:46

おはつ

編集

その振り込み手数料は、本来は債務者が負担するものであり、その部分が
差し引かれて決済された場合は、その差額は値引きに該当し、その手数料
部分は、債務者側の仕入税額控除の対象とすることになります。
簡易課税を適用している場合もその差額は値引きとして処理します。

http://www.tabisland.ne.jp/news/news1.nsf/bf75da160b0473f4492564a400249150/b1ba917e966195c5492567bb000dc7a0?OpenDocument

その振り込み手数料は、本来は債務者が負担するものであり、その部分が
差し引かれて決済された場合は、その差額は値引きに該当し、その手数料
部分は、債務者側の仕入税額控除の対象とすることになります。
簡易課税を適用している場合もその差額は値引きとして処理します。

http://www.tabisland.ne.jp/news/news1.nsf/bf75da160b0473f4492564a400249150/b1ba917e966195c5492567bb000dc7a0?OpenDocument

返信

4. ありがとうございました。

2005/04/09 20:04

pino

おはつ

編集

回答ありがとうございました。
売上値引きとして処理します。

回答ありがとうございました。
売上値引きとして処理します。

返信

5. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/16 00:36

ムーミン

積極参加

編集

横から申し訳ございません。
消費税法の通達に売上高を直接減額処理した場合は、その減額後の売上高で課税標準を計算しても良いということが書かれているかと思います。売上値引で間接的に経理処理をすると、簡易課税を適用しているときは消費税で多く納付することになると思うのですが・・・。
あと、通常値引、返品等を行う場合は赤伝が必要だと思いますが、差し引かれた手数料に関して特に赤伝を発行するようなことはどこの会社もしていないかと思います。赤伝を発行しなくても特に税務上問題はないのでしょうか?

ご教授お願いいたします。

横から申し訳ございません。
消費税法の通達に売上高を直接減額処理した場合は、その減額後の売上高で課税標準を計算しても良いということが書かれているかと思います。売上値引で間接的に経理処理をすると、簡易課税を適用しているときは消費税で多く納付することになると思うのですが・・・。
あと、通常値引、返品等を行う場合は赤伝が必要だと思いますが、差し引かれた手数料に関して特に赤伝を発行するようなことはどこの会社もしていないかと思います。赤伝を発行しなくても特に税務上問題はないのでしょうか?

ご教授お願いいたします。

返信

6. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/16 01:13

かめへん

神の領域

編集

> 消費税法の通達に売上高を直接減額処理した場合は、その減額後の売上高で課税標準を計算しても良いということが書かれているかと思います。売上値引で間接的に経理処理をすると、簡易課税を適用しているときは消費税で多く納付することになると思うのですが・・・。

申告書の用紙を見て頂ければおわかりになると思いますが、簡易課税においても、「返還等対価に係る税額」として税額控除する欄があります。

従って、売上高を直接減額すれば課税標準の時点で減ってきますが、「返還等対価に係る税額」の欄には数字は入ってこず、売上値引き等で処理すれば、課税標準からは控除されていませんが、「返還等対価に係る税額」として、その後で税額控除されますので、いずれの方法によっても、簡易課税であっても税額に変わりはありません。

ただ、売上から直接減額している場合には、「返還等対価に係る税額」の欄を使わなく、課税標準の方で減額しても構わない、というだけの通達ですので。

>あと、通常値引、返品等を行う場合は赤伝が必要だと思いますが、差し引かれた手数料に関して特に赤伝を発行するようなことはどこの会社もしていないかと思います。赤伝を発行しなくても特に税務上問題はないのでしょうか?

振込手数料の差し引きに関しては、銀行の口座に振り込まれ、請求書等との差額が振込手数料の金額と容易に判断できますので、帳簿にきちんと記録して保存さえしていれば、特に赤伝はなくても税務上は問題ありません。
(仕入税額控除の場合は、請求書等及び帳簿の保存が必要ですが、売上返還の場合は帳簿のみが要件となっていますし。)

この振込手数料に関しての消費税の取り扱いについては、国税庁の消費税審理事例集(一般には公開されていません)に、今までの回答のような旨の記述がありますので、間違いないものと思います。

> 消費税法の通達に売上高を直接減額処理した場合は、その減額後の売上高で課税標準を計算しても良いということが書かれているかと思います。売上値引で間接的に経理処理をすると、簡易課税を適用しているときは消費税で多く納付することになると思うのですが・・・。

申告書の用紙を見て頂ければおわかりになると思いますが、簡易課税においても、「返還等対価に係る税額」として税額控除する欄があります。

従って、売上高を直接減額すれば課税標準の時点で減ってきますが、「返還等対価に係る税額」の欄には数字は入ってこず、売上値引き等で処理すれば、課税標準からは控除されていませんが、「返還等対価に係る税額」として、その後で税額控除されますので、いずれの方法によっても、簡易課税であっても税額に変わりはありません。

ただ、売上から直接減額している場合には、「返還等対価に係る税額」の欄を使わなく、課税標準の方で減額しても構わない、というだけの通達ですので。

>あと、通常値引、返品等を行う場合は赤伝が必要だと思いますが、差し引かれた手数料に関して特に赤伝を発行するようなことはどこの会社もしていないかと思います。赤伝を発行しなくても特に税務上問題はないのでしょうか?

振込手数料の差し引きに関しては、銀行の口座に振り込まれ、請求書等との差額が振込手数料の金額と容易に判断できますので、帳簿にきちんと記録して保存さえしていれば、特に赤伝はなくても税務上は問題ありません。
(仕入税額控除の場合は、請求書等及び帳簿の保存が必要ですが、売上返還の場合は帳簿のみが要件となっていますし。)

この振込手数料に関しての消費税の取り扱いについては、国税庁の消費税審理事例集(一般には公開されていません)に、今までの回答のような旨の記述がありますので、間違いないものと思います。

返信

7. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/16 09:40

ムーミン

積極参加

編集

kamehenさん早速のご返事ありがとうございます。
とても丁寧に説明していただいて、よく理解できました。
支払手数料で処理すると簡易課税の時に「返還等対価に係る税額」に数字が入ってこないので損だということを
http://www.tabisland.ne.jp/news/news1.nsf/bf75da160b0473f4492564a400249150/b1ba917e966195c5492567bb000dc7a0?OpenDocument
のホームページでいっているのですね。

ありがとうございました。またご教授お願いいたします。

kamehenさん早速のご返事ありがとうございます。
とても丁寧に説明していただいて、よく理解できました。
支払手数料で処理すると簡易課税の時に「返還等対価に係る税額」に数字が入ってこないので損だということを
http://www.tabisland.ne.jp/news/news1.nsf/bf75da160b0473f4492564a400249150/b1ba917e966195c5492567bb000dc7a0?OpenDocument
のホームページでいっているのですね。

ありがとうございました。またご教授お願いいたします。

返信

8. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/16 17:45

おはつ

編集

kamehenさんも書かれている通りで、「仕入税額控除の場合は請求書等及び帳簿の
保存が必要」であります。
もし、この振込手数料を仕入税額控除の対象とするには、実際に金融機関に支払った
手数料の金額は、他行間か同一行間の違いや、支払処理した者の金融機関との間
で個別の契約を結んでいる場合は手数料が通常の手数料と異なりますので、金融機
関に支払った手数料の金額を確認できる領収書等の保存が必要となりますが、その
資料は、債務者側で保存されるものであるので、債権者側で仕入税額控除の対象と
するには問題があります。

kamehenさんも書かれている通りで、「仕入税額控除の場合は請求書等及び帳簿の
保存が必要」であります。
もし、この振込手数料を仕入税額控除の対象とするには、実際に金融機関に支払った
手数料の金額は、他行間か同一行間の違いや、支払処理した者の金融機関との間
で個別の契約を結んでいる場合は手数料が通常の手数料と異なりますので、金融機
関に支払った手数料の金額を確認できる領収書等の保存が必要となりますが、その
資料は、債務者側で保存されるものであるので、債権者側で仕入税額控除の対象と
するには問題があります。

返信

9. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/16 23:02

おけ

さらにすごい常連さん

編集

kamehenさん、masa_zさん、
いつも的確な回答を拝見させていただいております。
私自身にもためになるところ大いにあり、
陰ながら感謝・応援をしております。

さて、1点教えていただけますでしょうか。

> 仕入税額控除の場合は請求書等及び帳簿の保存が必要
とのことですが、これは現実問題として、
1円たりとも見逃さない、全部揃っていないとダメ、
ということになるのでしょうか。

というのも、
A.法令等というのは、文言どおり解釈をすると
  現実問題を解決するのに間違ってしまう場合があること
  (運用上、瑣末なものは見逃す、などの例外を含む場合がある)
B.私の勤務先では「支払手数料」で計上し、
  税務上もそれをそのまま損金計上しているが、
  過去○十年間、いちども指摘を受けたことが無いこと
という理論および事実があるからです。

おふたり、あるいはここをご覧になっている税務に強い皆さん、
税務上の「現実の」法令解釈および取り扱いについて、
教えていただけますでしょうか。


 ※ 論点がまったくズレてしまうので、
   (とりあえず)詳細は記しませんが、
   簿記会計上では、「売上値引き」として扱っても、
   「支払手数料」で扱っても、きちんと説明は出来ます。
   そして、勤め先では簿記会計上、「支払手数料」のほうを
   採用している、ということになっております。

kamehenさん、masa_zさん、
いつも的確な回答を拝見させていただいております。
私自身にもためになるところ大いにあり、
陰ながら感謝・応援をしております。

さて、1点教えていただけますでしょうか。

> 仕入税額控除の場合は請求書等及び帳簿の保存が必要
とのことですが、これは現実問題として、
1円たりとも見逃さない、全部揃っていないとダメ、
ということになるのでしょうか。

というのも、
A.法令等というのは、文言どおり解釈をすると
  現実問題を解決するのに間違ってしまう場合があること
  (運用上、瑣末なものは見逃す、などの例外を含む場合がある)
B.私の勤務先では「支払手数料」で計上し、
  税務上もそれをそのまま損金計上しているが、
  過去○十年間、いちども指摘を受けたことが無いこと
という理論および事実があるからです。

おふたり、あるいはここをご覧になっている税務に強い皆さん、
税務上の「現実の」法令解釈および取り扱いについて、
教えていただけますでしょうか。


 ※ 論点がまったくズレてしまうので、
   (とりあえず)詳細は記しませんが、
   簿記会計上では、「売上値引き」として扱っても、
   「支払手数料」で扱っても、きちんと説明は出来ます。
   そして、勤め先では簿記会計上、「支払手数料」のほうを
   採用している、ということになっております。

返信

10. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/16 23:43

おはつ

編集

o_kさん、はじめまして

上記のものは、資料等の不備で仕入税額控除の要件を満たしてなくて否定され
ても、売上に係る対価の返還等には該当するので、消費税の観点で指摘される
事はほぼないと思いますが、値引きに該当しないものをそう取扱って良いという
事にはならないので、やはり値引きに該当するのだと思います。

また、法人税などは、値引きでも支払手数料でも科目は関係なく、どちらでも所得
に影響することなく同一となるので指摘される事はないでしょう。

そして、請求書等については、原則は必要でしょうが、交通費など領収書等がない
ものもあるので、それに代わる支払先等を客観的に証明できる資料を用意しておけ
ば良いと思います。

o_kさん、はじめまして

上記のものは、資料等の不備で仕入税額控除の要件を満たしてなくて否定され
ても、売上に係る対価の返還等には該当するので、消費税の観点で指摘される
事はほぼないと思いますが、値引きに該当しないものをそう取扱って良いという
事にはならないので、やはり値引きに該当するのだと思います。

また、法人税などは、値引きでも支払手数料でも科目は関係なく、どちらでも所得
に影響することなく同一となるので指摘される事はないでしょう。

そして、請求書等については、原則は必要でしょうが、交通費など領収書等がない
ものもあるので、それに代わる支払先等を客観的に証明できる資料を用意しておけ
ば良いと思います。

返信

11. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/17 00:26

おけ

さらにすごい常連さん

編集

masa_zさん、早速のご回答、ありがとうございます。
(えー、こんな時間に!嬉しいな〜、と思いつつ、
 そういう私も「こんな時間に」でした。)

ふむふむ、法人税や請求書等については、
確かにそうだなぁ、と思いました。

実務上の関心事として、
今回のテーマでは消費税法がたまたまそのターゲットになるのですが、
金額が少額だから問題視されない、
という考え方は、いかがでしょうか?


これも、法令等の現実の解釈や、
(そしてそれ以上に)
現場の感触として税務署はどのように判断していそうなのか、
このあたりを教えていただけると助かります。

masa_zさん、みなさん、もう少しお付き合いください。
(感触の問題もあるので、複数の方から話をご披露いただけると、
 とても嬉しく思います。)

masa_zさん、早速のご回答、ありがとうございます。
(えー、こんな時間に!嬉しいな〜、と思いつつ、
 そういう私も「こんな時間に」でした。)

ふむふむ、法人税や請求書等については、
確かにそうだなぁ、と思いました。

実務上の関心事として、
今回のテーマでは消費税法がたまたまそのターゲットになるのですが、
金額が少額だから問題視されない、
という考え方は、いかがでしょうか?


これも、法令等の現実の解釈や、
(そしてそれ以上に)
現場の感触として税務署はどのように判断していそうなのか、
このあたりを教えていただけると助かります。

masa_zさん、みなさん、もう少しお付き合いください。
(感触の問題もあるので、複数の方から話をご披露いただけると、
 とても嬉しく思います。)

返信

12. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/17 23:17

おはつ

編集

>金額が少額だから問題視されない、
>という考え方は、いかがでしょうか?

領収書等は、金額の多少に関わらず基本的には必要でしょう。
そして、領収書等の発行が通常ないものは、その支出があったことが客観的にわ
かる資料(例えば、交通費の場合は出張報告書等)を作成して、
たまたま、領収書等を紛失又は貰い忘れた場合も、その支出があったことが客観
的にわかる資料(同じ内容の支出が他にあってそちらには領収書等があり、比較
することである程度客観的にわかる資料)を作成することになるでしょう。
上記以外で領収書等がないものは、少額で頻度がほとんど無い場合は、良いかも
しれませんが、金額が少額でも頻度がある程度あるものは問題ではないでしょうか?

>金額が少額だから問題視されない、
>という考え方は、いかがでしょうか?

領収書等は、金額の多少に関わらず基本的には必要でしょう。
そして、領収書等の発行が通常ないものは、その支出があったことが客観的にわ
かる資料(例えば、交通費の場合は出張報告書等)を作成して、
たまたま、領収書等を紛失又は貰い忘れた場合も、その支出があったことが客観
的にわかる資料(同じ内容の支出が他にあってそちらには領収書等があり、比較
することである程度客観的にわかる資料)を作成することになるでしょう。
上記以外で領収書等がないものは、少額で頻度がほとんど無い場合は、良いかも
しれませんが、金額が少額でも頻度がある程度あるものは問題ではないでしょうか?

返信

13. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/18 22:02

かめへん

神の領域

編集

o_kさん、いつもお世話様になります。

既に、masa_zさんが詳細に書き込まれている通りと思いますが、ちょっとだけ書き込んでみます。

まず支払手数料として処理することについて、もちろん消費税法から言えば正しくはないのですが、その場合の処理についても、国税庁の消費税審理事例集の中に、次のように記述してあります。

「売主において課税仕入れとする処理をしている場合に仕入税額控除の要件を充足するためには、当該振込手数料の合計額が3万円未満の場合には請求書等の保存は必要ないが、法定事項を記載した帳簿の保存が必要となり、この場合の課税仕入れの相手方としては買主の氏名又は名称を記載することで差し支えない。」

そして、この取り扱いに関して、その理由も書いてあるのですが、全文はちょっと割愛させて頂きますが、最後の方に次のようにあります。

「なお、従来から、売主が負担する振込手数料は売主の課税仕入れとする処理を認めているところであり、当該振込手数料は買主に対する売掛金と相殺されることから、この場合の帳簿に記載すべき課税仕入れの相手方は買主とすることを認めるものである。
(注)当該振込手数料についていずれの処理をしたとしても、売主、買主ともに納付税額に差異は生じない。」

ですから、原則としては売上値引きにより処理すべきものですが、o_kさんの会社のように振込手数料として処理する事も、帳簿の保存を前提として認めている、という事のようですので、特に調査においても指摘がないものと思います。
(金額的に少額、という部分も確かにあるとは思います。)

蛇足になりますが、最後の注書きは、本則課税であればその通りですが、簡易課税であれば先に紹介されているサイトに書かれている通り、売主が支払手数料として処理すると損する事となります。

それと、ちょっと本題とは外れますが、平成9年度の改正により、仕入税額控除の要件として、従来は帳簿又は請求書等の保存が要件だったのですが、帳簿及び請求書等の保存が要件となり、その両方が揃っていないと仕入税額控除の要件を満たさない、という厳しいものへと改正されています。

しかしながら、改正以後、今までは、その点について指摘される事は税務調査等でもほとんどなかったのですが、昨年あたりから、その辺を指摘され、現実に否認される事例が出てきているようですので、この点に関しては、今までが大丈夫だったから、これからも大丈夫、とは限らないものとなってきていますので、注意が必要かと思います。
(もちろん、本題の件は、説明の通りで、帳簿の保存を要件に、大丈夫とは思います。)

すみません、ちょっとだけ、と言いつつ、気がついたら長々と書き込んでいました(^^;

o_kさん、いつもお世話様になります。

既に、masa_zさんが詳細に書き込まれている通りと思いますが、ちょっとだけ書き込んでみます。

まず支払手数料として処理することについて、もちろん消費税法から言えば正しくはないのですが、その場合の処理についても、国税庁の消費税審理事例集の中に、次のように記述してあります。

「売主において課税仕入れとする処理をしている場合に仕入税額控除の要件を充足するためには、当該振込手数料の合計額が3万円未満の場合には請求書等の保存は必要ないが、法定事項を記載した帳簿の保存が必要となり、この場合の課税仕入れの相手方としては買主の氏名又は名称を記載することで差し支えない。」

そして、この取り扱いに関して、その理由も書いてあるのですが、全文はちょっと割愛させて頂きますが、最後の方に次のようにあります。

「なお、従来から、売主が負担する振込手数料は売主の課税仕入れとする処理を認めているところであり、当該振込手数料は買主に対する売掛金と相殺されることから、この場合の帳簿に記載すべき課税仕入れの相手方は買主とすることを認めるものである。
(注)当該振込手数料についていずれの処理をしたとしても、売主、買主ともに納付税額に差異は生じない。」

ですから、原則としては売上値引きにより処理すべきものですが、o_kさんの会社のように振込手数料として処理する事も、帳簿の保存を前提として認めている、という事のようですので、特に調査においても指摘がないものと思います。
(金額的に少額、という部分も確かにあるとは思います。)

蛇足になりますが、最後の注書きは、本則課税であればその通りですが、簡易課税であれば先に紹介されているサイトに書かれている通り、売主が支払手数料として処理すると損する事となります。

それと、ちょっと本題とは外れますが、平成9年度の改正により、仕入税額控除の要件として、従来は帳簿又は請求書等の保存が要件だったのですが、帳簿及び請求書等の保存が要件となり、その両方が揃っていないと仕入税額控除の要件を満たさない、という厳しいものへと改正されています。

しかしながら、改正以後、今までは、その点について指摘される事は税務調査等でもほとんどなかったのですが、昨年あたりから、その辺を指摘され、現実に否認される事例が出てきているようですので、この点に関しては、今までが大丈夫だったから、これからも大丈夫、とは限らないものとなってきていますので、注意が必要かと思います。
(もちろん、本題の件は、説明の通りで、帳簿の保存を要件に、大丈夫とは思います。)

すみません、ちょっとだけ、と言いつつ、気がついたら長々と書き込んでいました(^^;

返信

14. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/21 00:05

おけ

さらにすごい常連さん

編集

masa_zさん、kamehenさん、ありがとうございます。

(遅くなりましてスミマセン。)

おふたりの書き込みを拝読するに、
売上側負担の振込手数料を「支払手数料」で計上する処理が
税務上認められているのは、
金額が少額だからという面もあるがそれよりもむしろ、
会計慣行を事後承認したもの、
という側面が大きいことになりましょうか。

そして、簡易課税の場合には、
この「支払手数料」計上処理をすると
しなくてもいい納税額のUPになるので、
お勧め出来ない、ということですね。


あー、勤め先は簡易じゃないから、今のままでええか〜、
なんて思っているところです。 ^^)ゞ

おふたりとも、ありがとうございました。
特にmasa_zさんには何度もお付き合いいただき、
とても感謝をしております。

masa_zさん、kamehenさん、ありがとうございます。

(遅くなりましてスミマセン。)

おふたりの書き込みを拝読するに、
売上側負担の振込手数料を「支払手数料」で計上する処理が
税務上認められているのは、
金額が少額だからという面もあるがそれよりもむしろ、
会計慣行を事後承認したもの、
という側面が大きいことになりましょうか。

そして、簡易課税の場合には、
この「支払手数料」計上処理をすると
しなくてもいい納税額のUPになるので、
お勧め出来ない、ということですね。


あー、勤め先は簡易じゃないから、今のままでええか〜、
なんて思っているところです。 ^^)ゞ

おふたりとも、ありがとうございました。
特にmasa_zさんには何度もお付き合いいただき、
とても感謝をしております。

返信

15. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/21 00:13

おけ

さらにすごい常連さん

編集

<オマケ>

会計処理で、「売上値引」と「支払手数料」との2通りが
考えられる訳を、ちこっとだけ。

勘定科目を決めるやり方には2通りありまして、
ひとつは見た目・外見から決めるやり方(形態的分類)、
もうひとつは中身・内容で決めるやり方(機能的分類)
とに分かれます。

例えば、接待ゴルフでタクシーを使った場合、
外見では「旅費交通費」になる一方で、
中身で決めるなら「接待交際費」です。
(もちろん、税務では「旅費交通費」に計上していても
 交際費否認しますけど、ネ。)

これを今回の件に当てはめると、
外見では、振込手数料相当額 → 「支払手数料」
中身は、売上高のオマケ → 「売上値引」
てな具合です。
(ほいで税務上は、処理の選択によって税額を法令の定め以上に
 下げることが無いから、どっちでもええことになっている、と。)

<オマケ>

会計処理で、「売上値引」と「支払手数料」との2通りが
考えられる訳を、ちこっとだけ。

勘定科目を決めるやり方には2通りありまして、
ひとつは見た目・外見から決めるやり方(形態的分類)、
もうひとつは中身・内容で決めるやり方(機能的分類)
とに分かれます。

例えば、接待ゴルフでタクシーを使った場合、
外見では「旅費交通費」になる一方で、
中身で決めるなら「接待交際費」です。
(もちろん、税務では「旅費交通費」に計上していても
 交際費否認しますけど、ネ。)

これを今回の件に当てはめると、
外見では、振込手数料相当額 → 「支払手数料
中身は、売上高のオマケ → 「売上値引」
てな具合です。
(ほいで税務上は、処理の選択によって税額を法令の定め以上に
 下げることが無いから、どっちでもええことになっている、と。)

返信

16. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/21 08:29

hirunosannpo

常連さん

編集

今まで税法上で売上値引と言う意見が正しいとの事でしたが、やはり会計上はしっくりきません。

振込手数料は先方が勝手に引いてくるもので、両者の合意があるとはとても思えないからです。民法的には債務の履行地と言う問題になると思いますが、当社側で売上値引しますよ。と言う意思表示をしていないのに、それを売上値引として処理してしまうのはやはり会計上不自然だと思います。
当社側で振込手数料相当額を引いてくれていいですよ。なんてことを意思表示しているならはじめっから引いた金額で請求書を発行すればいいわけで・・・。相手側の入金不足が売上値引というのは会計上問題だと思います。

今まで税法上で売上値引と言う意見が正しいとの事でしたが、やはり会計上はしっくりきません。

振込手数料は先方が勝手に引いてくるもので、両者の合意があるとはとても思えないからです。民法的には債務の履行地と言う問題になると思いますが、当社側で売上値引しますよ。と言う意思表示をしていないのに、それを売上値引として処理してしまうのはやはり会計上不自然だと思います。
当社側で振込手数料相当額を引いてくれていいですよ。なんてことを意思表示しているならはじめっから引いた金額で請求書を発行すればいいわけで・・・。相手側の入金不足が売上値引というのは会計上問題だと思います。

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17. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/21 23:03

おはつ

編集

o_kさん

>外見では、振込手数料相当額 → 「支払手数料」
>中身は、売上高のオマケ → 「売上値引」
>てな具合です。

今回の値引き部分を会計上も「支払手数料」とするのがちょっと感覚的に
しっくりこないな、と思っていました。
それは、その値引き部分を「支払手数料」とすると、その役務の提供元は
どこなのかいうことです。得意先から金融機関に支払った際の領収書を回
収して、それに基づいて処理するのなら得意先は立替払いしただけという
ことで、「支払手数料」として処理するものと思いますが、得意先との金銭
の精算に係る書類しかなくて、実際に得意先が金融機関に支払った正確
な金額は不明なので、その「支払手数料」に係る役務の提供を行ったのは、
得意先ということになり、得意先で雑収入を計上すべきものとなってしま
うのではないでしょうか?

hirunosannさん

>振込手数料は先方が勝手に引いてくるもので、両者の合意があるとはと
>ても思えないからです。

勝手に差し引いてくることはないと思いますが、これは取引する際に契約
で合意されていますよね。
もし、振込手数料相当額を差し引いて良いという契約となっていない場合
に勝手に差し引いてくる場合は、その部分もちゃんと再請求すべきです。

o_kさん

>外見では、振込手数料相当額 → 「支払手数料
>中身は、売上高のオマケ → 「売上値引」
>てな具合です。

今回の値引き部分を会計上も「支払手数料」とするのがちょっと感覚的に
しっくりこないな、と思っていました。
それは、その値引き部分を「支払手数料」とすると、その役務の提供元は
どこなのかいうことです。得意先から金融機関に支払った際の領収書を回
収して、それに基づいて処理するのなら得意先は立替払いしただけという
ことで、「支払手数料」として処理するものと思いますが、得意先との金銭
の精算に係る書類しかなくて、実際に得意先が金融機関に支払った正確
な金額は不明なので、その「支払手数料」に係る役務の提供を行ったのは、
得意先ということになり、得意先で雑収入を計上すべきものとなってしま
うのではないでしょうか?

hirunosannさん

>振込手数料は先方が勝手に引いてくるもので、両者の合意があるとはと
>ても思えないからです。

勝手に差し引いてくることはないと思いますが、これは取引する際に契約
で合意されていますよね。
もし、振込手数料相当額を差し引いて良いという契約となっていない場合
に勝手に差し引いてくる場合は、その部分もちゃんと再請求すべきです。

返信

18. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/22 07:26

hirunosannpo

常連さん

編集

しつこくてすいません。
請求側及び支払側の債権・債務の認識を再度確認させてください。

A社がB社に請求書を1,000円の請求書を発行
 この時点でA社側は1,000円の金銭債権を認識している訳です。
 もし、振込手数料相当額を差し引いてかまわないと言う契約になっていたとしたら、この請求額から振込手数料を差し引いて請求すべきでしょう。少なくともこの時点でのA社側の認識債権額は1,000円です、
B社より735円引かれて265円入金
 この時点で1,000円のうち265円が回収できて、735円を値引処理?
 この時のB社側の処理は
 仕入高  265 /現金1,000
 支払手数料735
となるんですか?私は
 仕入高  1,000/現金1,000
と処理してますが・・・なぜなら1,000円の商品を仕入れていると言う事実があるからです。それが265円の仕入になってしまうんですか?

この取引で実際の振込手数料の負担者を考えてください。
銀行に振込手数料を支払っているのはB社かも知れませんが、実質的な負担者はA社です。この場合にはやはり実質を重視し、A社側で振込手数料の計上をすべきだと思うのですが・・・この考え方変ですか?
 

しつこくてすいません。
請求側及び支払側の債権債務の認識を再度確認させてください。

A社がB社に請求書を1,000円の請求書を発行
 この時点でA社側は1,000円の金銭債権を認識している訳です。
 もし、振込手数料相当額を差し引いてかまわないと言う契約になっていたとしたら、この請求額から振込手数料を差し引いて請求すべきでしょう。少なくともこの時点でのA社側の認識債権額は1,000円です、
B社より735円引かれて265円入金
 この時点で1,000円のうち265円が回収できて、735円を値引処理?
 この時のB社側の処理は
 仕入高  265 /現金1,000
 支払手数料735
となるんですか?私は
 仕入高  1,000/現金1,000
と処理してますが・・・なぜなら1,000円の商品を仕入れていると言う事実があるからです。それが265円の仕入になってしまうんですか?

この取引で実際の振込手数料の負担者を考えてください。
銀行に振込手数料を支払っているのはB社かも知れませんが、実質的な負担者はA社です。この場合にはやはり実質を重視し、A社側で振込手数料の計上をすべきだと思うのですが・・・この考え方変ですか?
 

返信

19. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/24 00:38

おけ

さらにすごい常連さん

編集

ええと、そうしたら、私の考えを記しましょうか。

え?とお思いになるかもしれませんが、私の考えは、
今まで自分自身で書き込んだものからは
ちょっとズレています。

新たな論点も踏まえつつ、記してみます。


まず、私の考えの概要は、
「売上値引擁護、でもバリバリの支払手数料派」です。

ええと、そうしたら、私の考えを記しましょうか。

え?とお思いになるかもしれませんが、私の考えは、
今まで自分自身で書き込んだものからは
ちょっとズレています。

新たな論点も踏まえつつ、記してみます。


まず、私の考えの概要は、
「売上値引擁護、でもバリバリの支払手数料派」です。

返信

20. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/24 00:39

おけ

さらにすごい常連さん

編集

【売上値引擁護について】
 振込手数料の差し引かれた入金について、
 「売上値引」の勘定科目を使うのは、
 消費税法の規定を仕訳に反映させようという意図があるからです。

 つまり、「売上値引」の根拠は、簿記会計の考え方よりもむしろ、
 税法に求められるのです。

 では、何で税法根拠の仕訳が許されるのか。

 これはひとえに、世の中に存在する会社や個人事業主のほとんどが、
 税法根拠の仕訳をやり、税法根拠の決算をやっている、
 という事実があるからです。

 どんなに理論的にはこう、と主張したところで、
 現場に要請されていない理論は、
 現場にとっては「ああそう」で終わりになりそうです・・・。

 であれば、多くの会社等(特に中小企業)にとって
 後押しとなるリクツを打ち立てて、
 「その処理で大丈夫ですよ〜」
 と伝えてあげることも必要かなぁ、
 などと思っておりまして、
 売上値引擁護の発想も、ここから来ています。


【税法と簿記会計とは別モノ】
 しかしながら、大企業、
 あるいは中小や個人事業でも世の中に影響力のある場合には、
 税法ベッタリの仕訳・税法ベッタリの決算をやっていると、
 問題があります。

 そのような会社や個人に対して世の中一般の人は、
 「あそこは税法でなく制度会計の仕組みに則っているはず」
 と理解しているからです。

【売上値引擁護について】
 振込手数料の差し引かれた入金について、
 「売上値引」の勘定科目を使うのは、
 消費税法の規定を仕訳に反映させようという意図があるからです。

 つまり、「売上値引」の根拠は、簿記会計の考え方よりもむしろ、
 税法に求められるのです。

 では、何で税法根拠の仕訳が許されるのか。

 これはひとえに、世の中に存在する会社や個人事業主のほとんどが、
 税法根拠の仕訳をやり、税法根拠の決算をやっている、
 という事実があるからです。

 どんなに理論的にはこう、と主張したところで、
 現場に要請されていない理論は、
 現場にとっては「ああそう」で終わりになりそうです・・・。

 であれば、多くの会社等(特に中小企業)にとって
 後押しとなるリクツを打ち立てて、
 「その処理で大丈夫ですよ〜」
 と伝えてあげることも必要かなぁ、
 などと思っておりまして、
 売上値引擁護の発想も、ここから来ています。


【税法と簿記会計とは別モノ】
 しかしながら、大企業、
 あるいは中小や個人事業でも世の中に影響力のある場合には、
 税法ベッタリの仕訳・税法ベッタリの決算をやっていると、
 問題があります。

 そのような会社や個人に対して世の中一般の人は、
 「あそこは税法でなく制度会計の仕組みに則っているはず」
 と理解しているからです。

返信

21. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/24 00:41

おけ

さらにすごい常連さん

編集

【振込手数料は決済取引】
 さて、売掛金等入金時に差し引かれた振込手数料の性質を、
 見てみます。

 銀行振込の入金は、
 相手からの現金持参による入金に代わるものでして、
 売買取引の結果として生じる取引ではあるものの、
 売買取引そのものではなく、
 決済取引(あるいは金融取引)となります。

【決済取引には売上関連科目を使えない】
 決済取引の場合、それは売上の結果として生じたものであっても、
 取引の性質は売買取引とは別個のものですから、
 これを区別するために、
 売上関連の勘定科目を使用してはならないことになります。

 従って、「売上値引」勘定も、
 今回の件については使用不可能となります。

【法的にはすべて合意があったことになる】
 ここで、法的側面を記します。

 実務上、「勝手に」振込手数料を差し引いて入金するということは、
 少なくありません。
 (当社においても、ときどき発生します。)

 この場合、入金を受けた側が「しょうがねぇなあ」「困るよなぁ」
 などと思っていても、
 相手に対して、あるいは仲裁機関などに対して、
 「困る、差し引かないでくれ」とはっきり主張せず、
 黙っているケースも少なくないことと存じます。

 このとき、法的には、暗黙の了解をしたとみなされ、
 つまりは支払側・受取側双方のあいだで暗黙の合意があったと
 されてしまうのです。
 (受取側がどんなに不満に思っていても!)

【振込手数料は決済取引
 さて、売掛金等入金時に差し引かれた振込手数料の性質を、
 見てみます。

 銀行振込の入金は、
 相手からの現金持参による入金に代わるものでして、
 売買取引の結果として生じる取引ではあるものの、
 売買取引そのものではなく、
 決済取引(あるいは金融取引)となります。

【決済取引には売上関連科目を使えない】
 決済取引の場合、それは売上の結果として生じたものであっても、
 取引の性質は売買取引とは別個のものですから、
 これを区別するために、
 売上関連の勘定科目を使用してはならないことになります。

 従って、「売上値引」勘定も、
 今回の件については使用不可能となります。

【法的にはすべて合意があったことになる】
 ここで、法的側面を記します。

 実務上、「勝手に」振込手数料を差し引いて入金するということは、
 少なくありません。
 (当社においても、ときどき発生します。)

 この場合、入金を受けた側が「しょうがねぇなあ」「困るよなぁ」
 などと思っていても、
 相手に対して、あるいは仲裁機関などに対して、
 「困る、差し引かないでくれ」とはっきり主張せず、
 黙っているケースも少なくないことと存じます。

 このとき、法的には、暗黙の了解をしたとみなされ、
 つまりは支払側・受取側双方のあいだで暗黙の合意があったと
 されてしまうのです。
 (受取側がどんなに不満に思っていても!)

返信

22. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/24 00:43

おけ

さらにすごい常連さん

編集

【差し引かれた振込手数料は支払手数料】
 ここまで見てきた中で、
 振込手数料は決済取引によって生じたものであり、
 法的には合意に基づく入金額の減少となることが、判明しました。

 となると、振込手数料の差引入金の実態は、
 法的には、
 相手が本来負担すべき手数料を両者の合意により受取側がかぶった、
 ということになり、
 経済的にもまた、
 相手の負担すべき手数料を決済取引の中で受取側がかぶった、
 ということになります。

 つまり、差引分については、
 受取側がかぶった振込手数料に他なりません。

 このとき、簿記会計上、最も適切な勘定科目は、
 「支払手数料」あるいはその類似科目になります。


 私の考えをひととおり記すと、こんな具合です。

 ・・・長文、スミマセン。 m(__)m


<オマケ>
 hirunosannさん、借方は「仕入高」ではなくて、
 「売上高」ないし「売上値引」ですよ〜。

【差し引かれた振込手数料は支払手数料
 ここまで見てきた中で、
 振込手数料は決済取引によって生じたものであり、
 法的には合意に基づく入金額の減少となることが、判明しました。

 となると、振込手数料の差引入金の実態は、
 法的には、
 相手が本来負担すべき手数料を両者の合意により受取側がかぶった、
 ということになり、
 経済的にもまた、
 相手の負担すべき手数料を決済取引の中で受取側がかぶった、
 ということになります。

 つまり、差引分については、
 受取側がかぶった振込手数料に他なりません。

 このとき、簿記会計上、最も適切な勘定科目は、
 「支払手数料」あるいはその類似科目になります。


 私の考えをひととおり記すと、こんな具合です。

 ・・・長文、スミマセン。 m(__)m


<オマケ>
 hirunosannさん、借方は「仕入高」ではなくて、
 「売上高」ないし「売上値引」ですよ〜。

返信

23. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/25 17:50

hirunosannpo

常連さん

編集

> <オマケ>
 hirunosannさん、借方は「仕入高」ではなくて、
 「売上高」ないし「売上値引」ですよ〜

えっと、仕入側の処理を書いたので、仕入高で合ってると思うのですが・・・

今回の皆さんの意見を拝借し、『支払手数料』が税務上否認されると言うことなので私自身非常に混乱してます。
1件1件の金額が少ないものの件数は多いし、税務上は『売上値引』だとしても会計的アプローチをした場合との関連もあるし・・・上司に報告すべきか、しないべきか真剣に考えてます。
いずれにせよ、このトビを見たときはなめてましたが、改めて自分の無知に気付きました。皆さんいろいろありがとうございました。

PS.勘違いしているといけないので再度明記しますが、私自身は『支払手数料』派です。会社もこっちで処理してます。

> <オマケ>
 hirunosannさん、借方は「仕入高」ではなくて、
 「売上高」ないし「売上値引」ですよ〜

えっと、仕入側の処理を書いたので、仕入高で合ってると思うのですが・・・

今回の皆さんの意見を拝借し、『支払手数料』が税務上否認されると言うことなので私自身非常に混乱してます。
1件1件の金額が少ないものの件数は多いし、税務上は『売上値引』だとしても会計的アプローチをした場合との関連もあるし・・・上司に報告すべきか、しないべきか真剣に考えてます。
いずれにせよ、このトビを見たときはなめてましたが、改めて自分の無知に気付きました。皆さんいろいろありがとうございました。

PS.勘違いしているといけないので再度明記しますが、私自身は『支払手数料』派です。会社もこっちで処理してます。

返信

24. Re: 【消費税】売掛金の振込手数料

2005/04/27 00:41

おけ

さらにすごい常連さん

編集

いや、ええと、お伝えしたかったことは、
仕訳が間違っているということでなしに、
今回のテーマは、振込時の差引が「売上」に関連するものかどうか、
というものだから、「仕入」を登場させてしまうと、
ポイントからはズレてしまいますよ〜、
ということだったのです・・・。

自分でも前回投稿を読み返してみまして、
文章表現があまりにもダメダメだったことを認識しました。
ごめんなさい。



hirunosannさんが仕入勘定を例に挙げられたのは、
売上側のあるべき仕訳を理由づけするのに、
売上に対応する勘定科目である仕入ならどうなるのかを考慮することで、
(つまりは取引相手である仕入側での仕訳を考慮することで、
あるいは対象物の仕入時の仕訳を考慮することで、)
その裏返しとして、売上側のあるべき仕訳についての理由を
補強しているのですね。

その意図するところは、十分に伝わって参りましたし、
十分に理解出来ます。

しかしながら、今回の「売上値引」勘定の使用可否については、
消費税法の売上控除に対する考え方が、
そしてそれのみが、根拠となっております。

この根拠に対応した消費税法の条項は、
あくまでも売上からのアプローチを取っているのであって
仕入とのバランスを一切考慮しておりません。

ですから、むしろ仕入時の仕訳(仕入側の仕訳)は
一切考慮しないほうが良い、と思うのです。


なお、この「売上値引」の使用はすでに記しましたように、
あくまでも税法の枠組みの、特に消費税法の枠組みの中での話であって、
税法上は売上の控除として扱うのが本来(※)である、
ということを伝えているに過ぎません。

つまり、帳簿上(簿記会計上)で「売上値引」勘定を使うべき、
などとはひとことも指示していないのです。

税法を学ぶための各種テキストには仕訳が見られますけども、
あれは、税法の規定をイメージしやすいように
あえて仕訳のような形に表しているものに過ぎません。

税法では、具体的な仕訳方法については、何も強制をしていないのです。

もちろん、税法の規定で仕訳方法が縛られてしまうこともあります。
しかし、それは税法の枠組みの話であって、
税法が前提としている簿記会計の枠組みでの仕訳方法をも、
縛ってしまう必要はありません。
(なぜなら、簿記会計は税法の前提つまりは税法の前に立つものだから。)


言い換えると、消費税法の規定は、
申告においては売上の控除として扱うのが本来の形、
という趣旨であり、帳簿上の扱いを何ら示しておりません。

となれば、帳簿上の扱いは、やはり本来の形にこちらも戻って、
簿記会計のルールで考えるほうが良いことになります。


この点、一般論として、(あくまでも一般論として、)
特に税務決算を業務の中心とする方は、
目の前にある事例を帳簿へどう反映させるのかを決める際に、
税法の規定を優先させて良いかどうかのフィルターを通さずに、
つまりは、
簿記のルールを曲げてでも税法の規定を帳簿へ反映させて良いかどうかを
個々に判定することなく、
税法に引きずられる形で無自覚に仕訳を決めてしまうことが、
まま見られるように思っております。

無論、逆もまた真なり、です。
(会計を、特に制度会計を業務の中心とする方は・・・です。自省。)


※ あくまでも「本来」でして、
  kamehenさんからご紹介いただいたURLを見るに、
  税務上も「支払手数料」での計上は許容されている、
  と考えて良いのではないでしょうか。

  つまりは、簿記会計のルールに則って「支払手数料」で計上し、
  申告時においてもこれをそのまま転用する、
  という姿勢で十分かと思います。
  (ということでいかがでしょ、hirunosannさん。
  上司への報告をしなくて済むかと・・・。)


最後に、私も今回の件については、とても勉強になりました。

特に、税務上の考え方を教えてくださった
masa_zさん、kamehenさんには、とても感謝しております。

それから、相変わらずの長文、スミマセン・・・。

いや、ええと、お伝えしたかったことは、
仕訳が間違っているということでなしに、
今回のテーマは、振込時の差引が「売上」に関連するものかどうか、
というものだから、「仕入」を登場させてしまうと、
ポイントからはズレてしまいますよ〜、
ということだったのです・・・。

自分でも前回投稿を読み返してみまして、
文章表現があまりにもダメダメだったことを認識しました。
ごめんなさい。



hirunosannさんが仕入勘定を例に挙げられたのは、
売上側のあるべき仕訳を理由づけするのに、
売上に対応する勘定科目である仕入ならどうなるのかを考慮することで、
(つまりは取引相手である仕入側での仕訳を考慮することで、
あるいは対象物の仕入時の仕訳を考慮することで、)
その裏返しとして、売上側のあるべき仕訳についての理由を
補強しているのですね。

その意図するところは、十分に伝わって参りましたし、
十分に理解出来ます。

しかしながら、今回の「売上値引」勘定の使用可否については、
消費税法の売上控除に対する考え方が、
そしてそれのみが、根拠となっております。

この根拠に対応した消費税法の条項は、
あくまでも売上からのアプローチを取っているのであって
仕入とのバランスを一切考慮しておりません。

ですから、むしろ仕入時の仕訳(仕入側の仕訳)は
一切考慮しないほうが良い、と思うのです。


なお、この「売上値引」の使用はすでに記しましたように、
あくまでも税法の枠組みの、特に消費税法の枠組みの中での話であって、
税法上は売上の控除として扱うのが本来(※)である、
ということを伝えているに過ぎません。

つまり、帳簿上(簿記会計上)で「売上値引」勘定を使うべき、
などとはひとことも指示していないのです。

税法を学ぶための各種テキストには仕訳が見られますけども、
あれは、税法の規定をイメージしやすいように
あえて仕訳のような形に表しているものに過ぎません。

税法では、具体的な仕訳方法については、何も強制をしていないのです。

もちろん、税法の規定で仕訳方法が縛られてしまうこともあります。
しかし、それは税法の枠組みの話であって、
税法が前提としている簿記会計の枠組みでの仕訳方法をも、
縛ってしまう必要はありません。
(なぜなら、簿記会計は税法の前提つまりは税法の前に立つものだから。)


言い換えると、消費税法の規定は、
申告においては売上の控除として扱うのが本来の形、
という趣旨であり、帳簿上の扱いを何ら示しておりません。

となれば、帳簿上の扱いは、やはり本来の形にこちらも戻って、
簿記会計のルールで考えるほうが良いことになります。


この点、一般論として、(あくまでも一般論として、)
特に税務決算を業務の中心とする方は、
目の前にある事例を帳簿へどう反映させるのかを決める際に、
税法の規定を優先させて良いかどうかのフィルターを通さずに、
つまりは、
簿記のルールを曲げてでも税法の規定を帳簿へ反映させて良いかどうかを
個々に判定することなく、
税法に引きずられる形で無自覚に仕訳を決めてしまうことが、
まま見られるように思っております。

無論、逆もまた真なり、です。
(会計を、特に制度会計を業務の中心とする方は・・・です。自省。)


※ あくまでも「本来」でして、
  kamehenさんからご紹介いただいたURLを見るに、
  税務上も「支払手数料」での計上は許容されている、
  と考えて良いのではないでしょうか。

  つまりは、簿記会計のルールに則って「支払手数料」で計上し、
  申告時においてもこれをそのまま転用する、
  という姿勢で十分かと思います。
  (ということでいかがでしょ、hirunosannさん。
  上司への報告をしなくて済むかと・・・。)


最後に、私も今回の件については、とても勉強になりました。

特に、税務上の考え方を教えてくださった
masa_zさん、kamehenさんには、とても感謝しております。

それから、相変わらずの長文、スミマセン・・・。

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