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>質問のポイントといたしましては、収益と費用を両建てしなくてはいけないのか、それとも収益を建てずに(圧縮?して)入金額と簿価との差額を売却損として処理する方法で良いのでしょうか?という点です。
回答:
本業である商品や製品の販売収益(=売上高)の場合は収益(売上高)と費用(売上原価)を両建て計上しますが、固定資産(備品等)の売却の場合は入金額と簿価との差額を売却損益として処理します。下のA.の処理となります。
一般的にいえば、B.のP/Lのような詳細な情報(売上と原価の情報)の提供までは必要ないという考え方がとられています。
B.の処理やP/Lが不適切かといえば必ずしもそうとはいえません。しかしながら、売上と原価の情報を決算書の利用者に示したいとすれば、明瞭性の原則を考え注記の方法(下記のB−2の方法:この場合に会計処理はA.の方法でもB.の方法でも可)がベターと考えます。
論点を明確にするために、以下では振込手数料の負担がないものとして説明しています。
A.
(借方)
預金105,000
固定資産売却損900,000
(貸方)
備品1,000,000
仮受消費税5,000
P/L
特別損失(又は営業外費用)
固定資産売却損900,000
B.
固定資産売却原価/備品1,000,000
(借方)
預金105,000
(貸方)
固定資産売却収益100,000
仮受消費税5,000
P/L
特別損失(又は営業外費用)
固定資産売却収益100,000
固定資産売却原価1,000,000
差引(固定資産売却損)900,000
B−2
P/L
特別損失(又は営業外費用)
固定資産売却損900,000(注)
個別注記表
P/Lの注記
売却収益100,000
売却原価1,000,000
差引(固定資産売却損)900,000
>質問のポイントといたしましては、収益と費用を両建てしなくてはいけないのか、それとも収益を建てずに(圧縮?して)入金額と簿価との差額を売却損として処理する方法で良いのでしょうか?という点です。
回答:
本業である商品や製品の販売収益(=売上高)の場合は収益(売上高)と費用(売上原価)を両建て計上しますが、固定資産(備品等)の売却の場合は入金額と簿価との差額を売却損益として処理します。下のA.の処理となります。
一般的にいえば、B.のP/Lのような詳細な情報(売上と原価の情報)の提供までは必要ないという考え方がとられています。
B.の処理やP/Lが不適切かといえば必ずしもそうとはいえません。しかしながら、売上と原価の情報を決算書の利用者に示したいとすれば、明瞭性の原則を考え注記の方法(下記のB−2の方法:この場合に会計処理はA.の方法でもB.の方法でも可)がベターと考えます。
論点を明確にするために、以下では振込手数料の負担がないものとして説明しています。
A.
(借方)
預金105,000
固定資産売却損900,000
(貸方)
備品1,000,000
仮受消費税5,000
P/L
特別損失(又は営業外費用)
固定資産売却損900,000
B.
固定資産売却原価/備品1,000,000
(借方)
預金105,000
(貸方)
固定資産売却収益100,000
仮受消費税5,000
P/L
特別損失(又は営業外費用)
固定資産売却収益100,000
固定資産売却原価1,000,000
差引(固定資産売却損)900,000
B−2
P/L
特別損失(又は営業外費用)
固定資産売却損900,000(注)
個別注記表
P/Lの注記
売却収益100,000
売却原価1,000,000
差引(固定資産売却損)900,000
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