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初歩的なことなんですが・・・。
2009/12/24 11:01
1. Re: 初歩的なことなんですが・・・。
2009/12/24 17:53
賞与引当金繰入額が借方にきている、ということは
賞与引当金繰入額/賞与引当金
という仕訳ですか? これは賞与引当金を計上した仕訳です。
これにより貸借対照表の流動負債の部に賞与引当金が計上され、
損益計算書に賞与引当金繰入額という費用が発生します。
要するに賞与引当金は貸借対照表の流動負債の科目、
賞与引当金繰入額は損益計算書での費用科目(会社によって
特別損益としたり、営業外費用に組み入れる場合があります)
となります。
なお反対は賞与引当金戻入額となり、賞与引当金を取り崩す
ときに使用します。
賞与引当金/賞与引当金戻入額
賞与引当金繰入額が借方にきている、ということは
賞与引当金繰入額/賞与引当金
という仕訳ですか? これは賞与引当金を計上した仕訳です。
これにより貸借対照表の流動負債の部に賞与引当金が計上され、
損益計算書に賞与引当金繰入額という費用が発生します。
要するに賞与引当金は貸借対照表の流動負債の科目、
賞与引当金繰入額は損益計算書での費用科目(会社によって
特別損益としたり、営業外費用に組み入れる場合があります)
となります。
なお反対は賞与引当金戻入額となり、賞与引当金を取り崩す
ときに使用します。
賞与引当金/賞与引当金戻入額
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2. Re: 初歩的なことなんですが・・・。
2009/12/25 00:07
efu様。回答ありがとうございます。
では、繰入・戻入は振替をすることなく、
1度使うと0にはならない勘定なんですか?
仕訳は大変わかりやすく教えて頂き、納得できたのですが、
決算時など最終的にどうなるのかがよくわからなくて・・・。
こんな質問で本当にお恥ずかしい限りです・・・。
さらなる疑問にもお答えいただけると幸いです。
実は。前任者の賞与引当金繰入時の仕訳が
賞与/賞与引当金
となっているのですが、これは正しいのでしょうか?
どうも腑に落ちなく、色々調べたところ
賞与引当金繰入という勘定を使うというのがわかったのですが、
前任者のような仕訳の方法もあるということなのでしょうか?
もう1つよろしくお願いします。
前期も賞与引当金を計上していたようなのですが、
財政難で賞与を出せなかったようです。
この場合、賞与引当金はどうなるのでしょうか?
前期の引当金が今期に繰越されているのですが
これで正しいのでしょうか?
久しぶりの経理で戸惑うことばかりです・・・。
efu様。回答ありがとうございます。
では、繰入・戻入は振替をすることなく、
1度使うと0にはならない勘定なんですか?
仕訳は大変わかりやすく教えて頂き、納得できたのですが、
決算時など最終的にどうなるのかがよくわからなくて・・・。
こんな質問で本当にお恥ずかしい限りです・・・。
さらなる疑問にもお答えいただけると幸いです。
実は。前任者の賞与引当金繰入時の仕訳が
賞与/賞与引当金
となっているのですが、これは正しいのでしょうか?
どうも腑に落ちなく、色々調べたところ
賞与引当金繰入という勘定を使うというのがわかったのですが、
前任者のような仕訳の方法もあるということなのでしょうか?
もう1つよろしくお願いします。
前期も賞与引当金を計上していたようなのですが、
財政難で賞与を出せなかったようです。
この場合、賞与引当金はどうなるのでしょうか?
前期の引当金が今期に繰越されているのですが
これで正しいのでしょうか?
久しぶりの経理で戸惑うことばかりです・・・。
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3. Re: 初歩的なことなんですが・・・。
2009/12/25 13:00
基本的に損益計算書と貸借対照表の意味がおわかりでしょうか?
賞与引当金の処理は会社によって大まかに二つの方法があります。
一つは期末処理のみを行う方法で、賞与の支給にかかわらず
前期末での引当金残高を一旦取り崩し、新たに翌期分を計上する
方法。
賞与引当金 2,000,000/賞与引当金戻入額 2,000,000
賞与引当金繰入額 2,300,000/賞与引当金 2,300,000
この仕訳により今期の経費が300,000円増加したことになります。
また、期末残高は2,300,000円(貸借対照表)となり、翌期に
引き継がれます。
もう一つの方法は、賞与支給時に取り崩してしまう方法です。
賞与 2,200,000/賞与引当金 2,000,000
---------------/現金・預金 200,000
これにより損益計算書上では賞与という経費が 200,000円だけ計上された
ことになります。
この場合、期末処理として翌期分を計上するのであれば
賞与引当金繰入額 2,000,00/賞与引当金 2,000,000
の仕訳をします。これにより当期の賞与にかかる経費は 2,200,000円
となりました。
賞与引当金は翌期に支給する賞与のうち、当期分の支給額を当期の経費とする
ために計上するものです。すなわち決算期が3月だと仮定して、7月に支給する
賞与の計算対象期間が前年11月から当年5月だったとすると、11月から3月分が
当期の経費とみなせることになります。その分を当期の経費に計上するのが
繰入額ということなのです(税務上は経費に認められません)。
損益計算書はその年の売上や収入から経費を差し引いて利益を計算したもので、
1年で完結します。翌年の期初からはゼロからスタートです。
貸借対照表は現金・預金、棚卸資産などの資産状況や、負債などの状況を表した
もので、その残高は翌期に繰り越されていきます。
賞与引当金は負債項目ですので貸借対照表に、繰入額や戻入額は費用勘定なので
損益計算書に記載され、その年の経費として完結します。
以上、難しかったかもしれませんがお分かりになりましたでしょうか?
基本的に損益計算書と貸借対照表の意味がおわかりでしょうか?
賞与引当金の処理は会社によって大まかに二つの方法があります。
一つは期末処理のみを行う方法で、賞与の支給にかかわらず
前期末での引当金残高を一旦取り崩し、新たに翌期分を計上する
方法。
賞与引当金 2,000,000/賞与引当金戻入額 2,000,000
賞与引当金繰入額 2,300,000/賞与引当金 2,300,000
この仕訳により今期の経費が300,000円増加したことになります。
また、期末残高は2,300,000円(貸借対照表)となり、翌期に
引き継がれます。
もう一つの方法は、賞与支給時に取り崩してしまう方法です。
賞与 2,200,000/賞与引当金 2,000,000
---------------/現金・預金 200,000
これにより損益計算書上では賞与という経費が 200,000円だけ計上された
ことになります。
この場合、期末処理として翌期分を計上するのであれば
賞与引当金繰入額 2,000,00/賞与引当金 2,000,000
の仕訳をします。これにより当期の賞与にかかる経費は 2,200,000円
となりました。
賞与引当金は翌期に支給する賞与のうち、当期分の支給額を当期の経費とする
ために計上するものです。すなわち決算期が3月だと仮定して、7月に支給する
賞与の計算対象期間が前年11月から当年5月だったとすると、11月から3月分が
当期の経費とみなせることになります。その分を当期の経費に計上するのが
繰入額ということなのです(税務上は経費に認められません)。
損益計算書はその年の売上や収入から経費を差し引いて利益を計算したもので、
1年で完結します。翌年の期初からはゼロからスタートです。
貸借対照表は現金・預金、棚卸資産などの資産状況や、負債などの状況を表した
もので、その残高は翌期に繰り越されていきます。
賞与引当金は負債項目ですので貸借対照表に、繰入額や戻入額は費用勘定なので
損益計算書に記載され、その年の経費として完結します。
以上、難しかったかもしれませんがお分かりになりましたでしょうか?
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4. Re: 初歩的なことなんですが・・・。
2009/12/25 14:23
efu様。回答ありがとうございます。
私、基本的なことがふっとんでしまってたようです・・・。
そうですよね。損益計算書は1年完結ですもんね。
初めて使用する科目だったので、全てが混乱してしまいました。
冷静に考えると、単純なことですよね・・・。
大変わかりやすく説明していただき、ありがとうございました。
方法はいろいろで会社によりけりなんですね。
でも。やはり前任者がしてた「賞与/賞与引当金」の仕訳を
繰入時にするのは違うようですね。
正していきたいと思います。
初歩的な質問に丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。
efu様。回答ありがとうございます。
私、基本的なことがふっとんでしまってたようです・・・。
そうですよね。損益計算書は1年完結ですもんね。
初めて使用する科目だったので、全てが混乱してしまいました。
冷静に考えると、単純なことですよね・・・。
大変わかりやすく説明していただき、ありがとうございました。
方法はいろいろで会社によりけりなんですね。
でも。やはり前任者がしてた「賞与/賞与引当金」の仕訳を
繰入時にするのは違うようですね。
正していきたいと思います。
初歩的な質問に丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。
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