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売上計上時期というのは日々計上が基本ですか?

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売上計上時期というのは日々計上が基本ですか?

2008/06/08 18:36

t_okitun

おはつ

回答数:12

編集

初めまして。

いろいろとネット上でも探してみたのですが、明確な線引きが解からないので、詳しい方にご教授頂きたい次第です。

当社は、売上計上基準は"出荷基準"で行っているのですが、実務を見てみますと、出荷日を基準にしていることに間違いはないものの、日々に売上計上(会計上処理)しているわけではなく、月末にその月度内集計値を一括で売上計上(売掛金/売上)しています。

日々の出荷に伴う業務は、あくまで得意先への請求行為に繋がるものであって、それ自体に仕訳も発生しておりません。

このような場合、日々の取引がその基準に従って適切に計上されているかといえるのかどうか疑問に思っています。
無論、期間内収益に影響があるような月末日の出荷等については出荷基準で当月度売上として計上しており一貫性は保っておりますが、逆に期間収益さえ適切に把握していれば、売上計上時期は適正であるといえるのかどうかがわからないのです。

「売上計上時期」というのは日々計上が基本ですか?そうでなくても特に問題はないものなのでしょうか?
また関連法令等で明確な線引きが示されているようなものがございましたらご教授下さいませ。宜しくお願い致します。

:-?

初めまして。

いろいろとネット上でも探してみたのですが、明確な線引きが解からないので、詳しい方にご教授頂きたい次第です。

当社は、売上計上基準は"出荷基準"で行っているのですが、実務を見てみますと、出荷日を基準にしていることに間違いはないものの、日々に売上計上(会計上処理)しているわけではなく、月末にその月度内集計値を一括で売上計上(売掛金/売上)しています。

日々の出荷に伴う業務は、あくまで得意先への請求行為に繋がるものであって、それ自体に仕訳も発生しておりません。

このような場合、日々の取引がその基準に従って適切に計上されているかといえるのかどうか疑問に思っています。
無論、期間内収益に影響があるような月末日の出荷等については出荷基準で当月度売上として計上しており一貫性は保っておりますが、逆に期間収益さえ適切に把握していれば、売上計上時期は適正であるといえるのかどうかがわからないのです。

「売上計上時期」というのは日々計上が基本ですか?そうでなくても特に問題はないものなのでしょうか?
また関連法令等で明確な線引きが示されているようなものがございましたらご教授下さいませ。宜しくお願い致します。

:-?

この質問に回答
回答

Re: 日々の取引はその日のうちに処理するのが基本!

2008/06/10 14:59

yukim729

さらにすごい常連さん

編集

どうも「計上」と言う言葉の意義が曖昧なために議論が錯綜してしまっているように思えます。

「売上計上基準」を語るときの「計上」は、その売上がどの日、月、期に属するかを決める作業です。この点については出荷基準を厳正に適用されているので何の問題もありません。会計も税務も、求めているのはこの点だけですから、質問者の売上計上時期は適正であると明白にいえます。

「適時に計上処理がなされていない」という類の話をするときの「計上」は、正しく認識した取引を、物理的に記帳する作業の事で、いつどのように記帳するかと言うのは簿記論の問題です。

この会社の簿記組織が適正かどうかを考えるに、

第一に、日々の取引はその日のうちに処理するのが基本であることは言うまでもありませんが、たとえば今日の取引を明日記帳する程度の定常的なずれは本質的な悪ではありません。そもそも取引の発生と同時に仕訳をし、これを元帳に転記すべきたる原則は、厳密には物理的に不可能であると言う矛盾を内包しており、「その日のうちに」と言う許容範囲に合理的な根拠はありません。「翌日中に」でも「1ヶ月以内に」でも、経理に求められる必要の範囲内で何でもありです。

第二に、質問者は現状を「日々に売上計上(会計上処理)しているわけではなく」「日々の出荷に伴う業務は、あくまで得意先への請求行為に繋がるものであって、それ自体に仕訳も発生しておりません」と仰いますが、この「日々の出荷に伴う業務」は事実上売上の特殊仕訳帳と考える事ができ、実は日々仕訳(「計上」)しているのであって、「月度内集計値を一括で売上計上(売掛金/売上)して」いるのは、特殊仕訳帳から普通仕訳帳へ合計仕訳をしていると考える事ができます。恐らく質問者が仕訳入力する段階で得意先別に入力できているでしょうから、この特殊仕訳帳は、売掛金勘定の補助元帳である人名勘定を全て特別欄に網羅している理想的なものであると言えましょう。

日々の取引が多岐多量にわたるときは帳簿を分割して合計仕訳、合計転記によって効率的に処理すべしと言うのが簿記の至上命題ですから、この会社の現状は、簿記の王道を行くまこと建前に忠実で適正な処理を実行していると言えます。

したがって、「適時に計上処理がなされていない」という指摘はあたらないと考えられます。

どうも「計上」と言う言葉の意義が曖昧なために議論が錯綜してしまっているように思えます。

売上計上基準」を語るときの「計上」は、その売上がどの日、月、期に属するかを決める作業です。この点については出荷基準を厳正に適用されているので何の問題もありません。会計も税務も、求めているのはこの点だけですから、質問者の売上計上時期は適正であると明白にいえます。

「適時に計上処理がなされていない」という類の話をするときの「計上」は、正しく認識した取引を、物理的に記帳する作業の事で、いつどのように記帳するかと言うのは簿記論の問題です。

この会社の簿記組織が適正かどうかを考えるに、

第一に、日々の取引はその日のうちに処理するのが基本であることは言うまでもありませんが、たとえば今日の取引を明日記帳する程度の定常的なずれは本質的な悪ではありません。そもそも取引の発生と同時に仕訳をし、これを元帳に転記すべきたる原則は、厳密には物理的に不可能であると言う矛盾を内包しており、「その日のうちに」と言う許容範囲に合理的な根拠はありません。「翌日中に」でも「1ヶ月以内に」でも、経理に求められる必要の範囲内で何でもありです。

第二に、質問者は現状を「日々に売上計上(会計上処理)しているわけではなく」「日々の出荷に伴う業務は、あくまで得意先への請求行為に繋がるものであって、それ自体に仕訳も発生しておりません」と仰いますが、この「日々の出荷に伴う業務」は事実上売上の特殊仕訳帳と考える事ができ、実は日々仕訳(「計上」)しているのであって、「月度内集計値を一括で売上計上(売掛金/売上)して」いるのは、特殊仕訳帳から普通仕訳帳へ合計仕訳をしていると考える事ができます。恐らく質問者が仕訳入力する段階で得意先別に入力できているでしょうから、この特殊仕訳帳は、売掛金勘定の補助元帳である人名勘定を全て特別欄に網羅している理想的なものであると言えましょう。

日々の取引が多岐多量にわたるときは帳簿を分割して合計仕訳、合計転記によって効率的に処理すべしと言うのが簿記の至上命題ですから、この会社の現状は、簿記の王道を行くまこと建前に忠実で適正な処理を実行していると言えます。

したがって、「適時に計上処理がなされていない」という指摘はあたらないと考えられます。

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