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Re: 赤字でも償却をする場合とは?
2010/11/29 00:26
既に、ningachaさんからご回答がある通りとは思いますが、もしも中小企業に関してのご質問と限定した場合で考えられるものを掲げてみます。
法人の減価償却は、税務上では、任意のものとなっていますので、償却ゼロというのもあり得る事とはなります。
(もちろん、会計上は正しくありませんが)
その償却しなかった分がどうなるかと言えば、翌期に2期分できる、というものでもありません。
ただ、定率法の場合は、期首帳簿価額を基礎に減価償却費を計算しますので、前期に、仮に償却ゼロだった場合は、当たり前に償却していた場合より、減価償却限度額は大きいものとはなります。
でも、もちろん2年分という訳ではありません。
定額法に至っては、前期に償却していても、償却していなくても、基本的には、当期の償却限度額は変わらない事となります。
(もちろん、取得価額の5%に達するタイミングのような時はちょっと違ってきますが)
ですから、仮に今期が赤字であったとしても、翌期に利益が出る見込みの場合には、当たり前に減価償却をしておいて、繰越欠損金を増やしておいた方が、有利という事から、あえて、赤字でも、減価償却するケースはあるものと思います。
その他、繰越欠損金は7年間しか控除できないという事も、多少は関係してくるかもしれないですね。
ただ、ずっと赤字で、来期も赤字見込みである場合は、あえて減価償却するメリットというのは、あまり考えられない気はしますね。
(もちろん、会計上は、メリット・デメリットに関わらず、本来は全額計上すべきものではありますが)
既に、ningachaさんからご回答がある通りとは思いますが、もしも中小企業に関してのご質問と限定した場合で考えられるものを掲げてみます。
法人の減価償却は、税務上では、任意のものとなっていますので、償却ゼロというのもあり得る事とはなります。
(もちろん、会計上は正しくありませんが)
その償却しなかった分がどうなるかと言えば、翌期に2期分できる、というものでもありません。
ただ、定率法の場合は、期首帳簿価額を基礎に減価償却費を計算しますので、前期に、仮に償却ゼロだった場合は、当たり前に償却していた場合より、減価償却限度額は大きいものとはなります。
でも、もちろん2年分という訳ではありません。
定額法に至っては、前期に償却していても、償却していなくても、基本的には、当期の償却限度額は変わらない事となります。
(もちろん、取得価額の5%に達するタイミングのような時はちょっと違ってきますが)
ですから、仮に今期が赤字であったとしても、翌期に利益が出る見込みの場合には、当たり前に減価償却をしておいて、繰越欠損金を増やしておいた方が、有利という事から、あえて、赤字でも、減価償却するケースはあるものと思います。
その他、繰越欠損金は7年間しか控除できないという事も、多少は関係してくるかもしれないですね。
ただ、ずっと赤字で、来期も赤字見込みである場合は、あえて減価償却するメリットというのは、あまり考えられない気はしますね。
(もちろん、会計上は、メリット・デメリットに関わらず、本来は全額計上すべきものではありますが)
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No. | タイトル | 投稿者 | 投稿日時 |
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0 | michiyo | 2010/11/23 21:35 | |
1 | ningacha | 2010/11/26 20:03 | |
2 | かめへん | 2010/11/29 00:26 |
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