Re: 特別償却について
2012/05/22 17:12
こんにちは。
適用初年度に、別表で特別償却準備金1,705,999円、減算します。
そして、翌期以降に均等で加算していきます。
この様に仕分けすると、資産の期末残高は¥1,706,000になり、翌年度以降の仕分けはどうなるのでしょうか?
⇒次年度以降、通常通りの減価償却を行うことになります。
1,706,000×0.147=250,782円
減価償却費(普通) 250,782 機械及び装置 250,782
次年度以降は特別償却準備金を7年間かけて処理すると言う事なので、
特別償却準備金 243,714 特別償却準備金取崩 243,714
という様になるのでしょうか?
⇒特別償却準備金 243,714 繰越利益剰余金 243,714
そこで一番わからないのは、本来、特別償却しなければ償却できるはずの機械及び装置の残高は、どうなってしまうのでしょうか?
⇒利益処分方式の場合、減価償却費は通常通りの計算で損金算入していきます。そのため、別表で適用初年度に減算し税金負担を軽減でき、翌期以降7年間に亘り均等額を加算し税金を支払う、単なる繰延の効果に過ぎません。
また、税効果会計を適用されている場合、それも加味しますので、特別償却準備金を繰延税金負債とに区分することになります。