当期純利益(会社法前は当期未処分利益)は、期末の貸借対照表残高を翌年度に繰越すとき、「繰越利益剰余金」(会社法前は「前期繰越利益」、以下かっこ内は前の科目)として期首に繰り越します。
そのため、利益処分は、処分実施の月に、「繰越利益剰余金」(「前期繰越利益」)の処理として次の仕訳するのが一般的なようです。
<会計ソフトを使用していると、繰越処理は自動的にやってくれるはずですが。>

繰越利益剰余金/利益準備金000 
            別途積立金000

伝票作成については、伝票作成をさかのぼって行なわないことにしている場合、作成漏れに気づいた月に、まず、前期末の未処分利益を繰越利益剰余金に振替える伝票(未処分利益/繰越利益剰余金)を作成する。
その後、上記の利益処分の仕訳伝票を作成することにしてはと思います。また、伝票摘要欄には、利益処分の実施月などを記入しておく。

会社法施行後の利益処分を勉強されることをおすすめします。