実は、上でちょっと触れた期間一年超の有期労働契約に
ついては、原則として契約初日から1年を経過した日以降
労働者はいつでも退職できる、ということに
なっています。(暫定措置であり、平成16年の
改正法施行から昨年末までの状況を見て
正式にどうするか決める、という話に
なっています。その辺の最新の議論が
追えていないので、上では触れなかったのですが)
1年契約の更新を繰り返して2年目以降に
入った場合にはどうするか、ということも
当然立法時には検討されたと推測されるのですが、
結局その場合には同様の退職の自由が
与えられなかった。
ということは、立法者の意図としてはやはり、
直近1年以内に一度契約を見直す機会が
あったという事実はそれなりに
重いのではないか、と私は考えております。

というわけで、お書きの論理も労働者の
権利主張としては十分アリだとは
思いますが、上のような反対説も
あるかもしれない、ということを
念頭に置いて使用されるのが
良いんじゃないでしょうか。
(もし私が実際に貴社に席があったら、
上のような反対論を述べて
あえて得るものの少ない争いに
突っ込んで行こうとは
しないでしょうけど・・・)