Re: 貸付金が期限前に利息含めて全額返金されました
2005/06/27 01:04
もう遅いかな?
これはまず仕訳上では、
前払を立てることなく、利息相当額の全額を「受取利息」に計上するのが
BESTの科目です。
というのも、
相手方からの申し出で今後の利息相当額を入金してきた、ということですから、
これは、借入金の前倒し返済とともに利息も自主的に上乗せした、ということであり、
借入側の自主的な超過利息の支払と同じことです。
この場合に、商法上(民法上)の扱いは「利息」であり、
経済的効果も「貸付利息」ですから、
仕訳上は「受取利息」とするのがイチバンです。
次に、税務上の扱いは、
上に記したように他の法律上も経済的効果も「利息」である以上、
同じように「利息」扱いとするのが自然です。
仮に「利息」扱いが難しいとしても、
前倒し返済の場合には(通常なら)利息の入金額が減ってしまい、
その点では貸付側にとって不利となるので、
違約金を支払ってもらった、という位置づけで、
法人税法上では益金、消費税法上では不課税とすれば良いかと思います。
「罰則」などの契約の問題については、
前倒しで貸付金の返済をしてもらうことになったとき、
利息についても話し合われたのではないでしょうか。
その際に、相手方から利息分についても全額を前倒し支払する申し出があって、
Paonさんの側でもそれを受け入れた、などの状況があったのでしたら、
それはりっぱな「契約の変更」ですので、
貸付時に違約金等について何も取り決めていなかったとしても、
後から決めた、ということになるので、何ら問題ありませんヨ。