棚卸資産の販売収益は、引渡しのあった日に計上することが原則です。
引渡基準
    A.出荷基準
    B.検収基準


 選択した基準を毎期継続して適用する場合には、公正
妥当な会計処理とみとめられます。
 
 税務上問題になるのが、変更によって課税の繰延の効果があり節税となるのは、どのような変更かということです。

出荷基準より、検収基準に変更した場合は、収益の認識が遅くなるため、課税の繰延が発生する可能性があります。
今回のケースでは、検収基準から出荷基準ですので、上記の問題は発生しないとおもいます。


税務調査は、棚卸資産の収益計上の問題は、最大のテーマというのをきいたことがあります。
変更理由が、なんなのか、利益調整のための変更ではないのか
また、会社の収益計上が、不安定なのでは、など会計処理を信頼されないこともありうるようなきがします。
  
税理士等と相談して慎重に対応することがのぞまれます。