月の合計金額での入力は、差し支えないと思います。
ただし、1件ごと日別に借方科目(消耗品費など)と貸方科目(預金とか現金など)を一覧表にし、その合計額が科目別、日別に整理されて、証憑(領収書とか請求書など)との関連がわかるようにしておくことが必要と理解しています。

この方法で、会計ソフトへの入力は簡素化しますが、欠点は会計ソフトから出力した科目別元帳の利用価値がほとんどなくなることです。

私の感想では、転記をどうするかを考える前に、入力前に取引をエクセル様式の伝票に記入することを廃止し、1件ごとに証憑から伝票形式で直接会計ソフトに入力する方法に変更すれば、はるかに効率的になると思います。

会計ソフトの画面で入力する方法では、同じ日にちの仕訳を何枚かの伝票で入力してもよいし、1枚の伝票に旅費などは何行かに入力し、伝票枚数を少なくすることもできます。貸借科目は同じですから、2行目以下は1行目を複写し、金額のみ入力すればよいので、入力は簡単です。摘要欄は適宜入れますが、現在もエクセル伝票に記入しているのでしょうから、その部分の労力は同じです。

私の入力方法は、ごく一般的な方法で、証憑を日別毎に支払い順に整理し、証憑から入力します。入力に慣れない間は、貸借科目をメモして、見ながら入力しましたが、すぐに慣れ止めました。
入力後、入力をチエックしながら、自動的に付与された伝票Noを証憑の余白に記入すれば、入力作業は終わりです。

入力仕訳は、パターン化しているので、エクセル様式の伝票作成よりはるかに簡単です。よく利用する仕訳は登録して利用できるし、入力中の伝票の複写などもエクセルと同じようにできます。

当社の仕訳は月間150件前後ですが、入力回数は、上・中旬分を1回、下旬分を1回の計2回程度です。入力所要時間は合わせて5時間くらいです。


元帳はたいていの会計ソフトではエクセルにも出力できますので、管理資料とか税申告資料の作成も簡単です。

なお、合計額での入力もしています。対象は、社員から提出された旅費・経費の月末精算書とか、当然のことですが、給与、賃金などは、合計額で入力しています。

ご参考に私のやり方を書かせていただきました。事務の簡素化と簡略化に大いに知恵をしぼってください。