前提をシンプルにします。
法人税は考慮しない。

会計上の仕訳 税効果の仕訳のみ
法人税等調整額 320円 / 繰延税金負債 320円
繰越利益剰余金 480円 / 圧縮積立金 480円


損益計算書
売上 17,000円
補助金 1,000円
減価償却 △600円
法人税等調整額 △320円
当期純利益 17,080円

貸借対照表
機械装置 2,400円 / 繰延税金負債 320円
           / 繰越利益剰余金 16,600円
           / 圧縮積立金 480円

株主資本等変動計算書
繰越利益剰余金 17,080円-480円=16,600円
圧縮積立金 480円
合計 17,080円

別表4
当期純利益 17,080円
法人税等調整額 +320円
圧縮積立金認定損 △800円
課税所得 16,600円

別表5 左から順番に
       期首 解消 発生 期末
繰延税金負債 0 0 320 320
圧縮積立金 0 0 480 480
圧縮積立金認定損 0 0 -800 -800
繰越損益金 0 0 16,600 16,600
合計 0 0 16,600 16,600

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翌期以降の処理
繰延税金負債 80円 / 法人税等調整額 80円
圧縮積立金 120円 / 繰越利益剰余金 120円

別表4
法人税等調整額 △80円

別表5
繰延税金資産 80円減少
圧縮積立金 120円減少
圧縮積立金認定損 △200円減少

繰越利益剰余金については、自動的に計算される仕組みになっていますので、調整がややこしいのかもしれません。